埋設設備の構造
設備の構造
1号埋設設備
2号埋設設備
放射性物質の漏出を抑える仕組み
①廃棄体は、鉄筋コンクリート製の埋設設備に収納します。埋設設備は、セメント系充てん材(モルタル)で隙間なく充てんしており、放射性物質を閉じ込めています。
②埋設設備には、水を通しやすい多孔質のコンクリート(ポーラスコンクリート)の層を設けており、仮に設備内に水が浸入しても廃棄体に達する前に排水します。(第2段階まで)
③埋設設備は、水を通しにくい岩盤(鷹架層)を掘り下げて設置しています。また、埋設設備の上面及び側面は、ベントナイト(粘土の一種)を混合した土で締め固めて、岩盤よりさらに水を通しにくくし、埋設設備への水の浸入を抑えます。
④更に周辺を土砂等で覆い、植生を施します。
埋設地略図
放射能は時間と共に減衰します。また、将来埋設設備が劣化した場合でも、図のように周辺の岩盤や土壌によって放射性物質の生活環境への移行が抑えられるので、安全性が確保されます。