埋設設備の構造
2024年10月3日更新
設備の構造



放射性物質の漏出を抑える仕組み
①廃棄体は、鉄筋コンクリート製の埋設設備に収納されます。埋設設備は、セメント系充填材(モルタル)で隙間なく充填されており、放射性物質を閉じ込めています。
②埋設設備には、水を通しやすい多孔質のコンクリート(ポーラスコンクリート)の層が設けられており、仮に設備内に水が浸入しても廃棄体に達する前に排水されます。(覆土完了まで)
③埋設設備は、水を通しにくい岩盤(鷹架層)を掘り下げて設置されています。また、埋設設備の上面及び側面は、ベントナイト(粘土の一種)を混合した土(難透水性覆土)で締め固め、岩盤よりさらに水を通しにくくし、埋設設備への水の浸入を抑えます。
④更に周辺を土砂等で覆い、植生を施します。

埋設地略図
放射能は時間と共に減衰します。また、将来埋設設備が劣化した場合でも、図のように周辺の岩盤や覆土などによって放射性物質の生活環境への移行が抑えられるので、安全性が確保されます。