当社の取組み

ラ・アーグ再処理工場での運転員の訓練状況

2021年12月28日掲載

 当社再処理工場は、2008年以降、本格的な運転を実施していないことから、しゅん工を見据え、長期間停止していた設備を立ち上げ、安全・安定操業を続けていくために、運転員の技術力の維持・向上が不可欠だと考えており、2021年11月からフランス オラノ社のラ・アーグ再処理工場で運転員の訓練を実施しています。
 訓練期間は1回あたり約1ヶ月、2022年度上期のしゅん工までに4回、各12名、合計48名を派遣する予定です。
 今回の訓練での経験、蓄積したノウハウを他の運転員とも共有することで、運転員全体の技術力の維持・向上を図り、再処理工場のしゅん工、その後の安全・安定操業に向けた体制を確立していきます。

第1陣の状況

2021年11月22日~12月28日 第1陣の訓練状況

 11月22日より第1陣の運転員12名がフランス ラ・アーグ再処理工場にて訓練を開始し、12月28日に訓練を終了しました。
 訓練では、操作や監視項目が多く、設備の把握が重要となる起動や停止操作も含め、フランスの運転員とともに実機の運転を経験することで、運転ノウハウも習得しました。
 訓練を終えた運転員からは、「せん断の通常運転を経験し、せん断工程やせん断パラメータで確認するポイントを理解することができた」や「実機訓練を通じて机上学習で学べないパラメータの細かな挙動を確認することができ、パラメータと運転状況の関係を把握できるようになったことで、運転操作への自信に繋がった」、「工程立ち上げ時や運転中のイメージを掴むことができた」などの声が聞かれました。

当社運転員がフランスの運転員とともに実機を運転している様子(ラ・アーグ再処理工場)

運転員とオラノ社の方々との集合写真(フランス マンシュ県)

ラ・アーグ再処理工場の食堂で運転員が食事を摂る様子

2021年11月18日 第1陣の運転員壮行式

 11月22日からフランスへ派遣する第1陣の運転員12名の壮行式を11月18日に実施しました。
 壮行式では、派遣する運転員代表による決意表明がなされ、増田社長から運転員へ激励の言葉がかけられました。

【運転員代表による決意表明】

(再処理工場運転部 田端さん(八戸市出身))

 私たち第1陣12名は、フランスのラ・アーグ再処理工場において実機による運転操作を通し、アクティブ試験以降、長期停止中であった前処理・分離・精製工程の運転技術を磨きます。
 そして、私たちが中心となり、再処理工場しゅん工・操業後の「溶液・廃液処理運転」および「使用済み燃料のせん断および溶解液の処理運転」を、必ず成功させます。

【増田社長からの激励の言葉】

(代表取締役社長 増田 尚宏)

 このコロナ禍の中、フランスの渡航を決断してくれて、本当にありがとう。当社は今、再処理工場のしゅん工・操業に向けて、社員全員が一丸となって取り組んでいます。その中で運転部の皆さんには、日々、再処理工場の運転管理業務をしっかりと行い、工場の安全を維持・継続いただいています。
 いよいよしゅん工・操業が近づき、運転部の皆さんには、もう一つ重要なミッションが加わります。それは、アクティブ試験以降、使用済燃料のせん断や溶解等の本格的な運転を長期間実施していない再処理工場を、安全を最優先に、計画どおり立ち上げ、運転することです。長く運転から離れている皆さんにとって、明るい未来につながる重要なミッションです。今まで以上に細心の注意が必要となります。この注意すべき勘所を、ラ・アーグ再処理工場での実機の運転を通して掴んでいただき、「自分たちの力で計画通りプラントを立ち上げ、安全に運転できる」という自信を持てるまで訓練を積んできてください。将来の日本原燃を支えるプロフェッショナルの一員となってくれることを期待しています。
 最後に、ご家族も皆さんが遠方へ長期間出張することについて、本当にご心配されていることと思います。コロナの感染予防対策をしっかり行い、体にはくれぐれも注意して、必ず元気に戻って来て下さい。

12名の運転員を送り出した時の様子