事業情報

ウラン濃縮技術開発センターについて


ウラン濃縮技術開発センター

当社では、世界最高水準の遠心機技術の確立を目指し、より高性能で経済性に優れた新型遠心機の開発・研究を行っています。このため、2000(H12)年11月に「ウラン濃縮技術開発センター」(以下「開発センター」という)を発足させ、新型遠心機に関する材料評価技術、ガス流動解析技術、回転体構造解析技術、濃縮システム運用技術などの最先端技術を研究すると共に、濃縮開発技術に係わる人材の養成を行っています。

また、新型遠心機を開発し、実用化を実現すると共に、我が国唯一の濃縮技術研究開発拠点として、新型遠心機の更なる改良研究や運転支援を行っています。

研究開発の内容

  1. 商業プラントにおけるウラン濃縮コストの国際競争力向上を目指して、遠心分離機の高性能化に向けた技術開発を進めます。
    1. 試験設備に設置する遠心分離機に六フッ化ウラン(UF6)ガスを供給し、濃縮性能・耐久性・長期信頼性等を把握する試験
    2. 遠心分離機の更なる高性能化、信頼性向上に向けた改良研究
  2. 商業プラントの長期運転が可能なよう、遠心分離機及び商業プラントに採用する材料に関する技術開発を進めます。
    1. 六フッ化ウラン(UF6)ガス中における材料の強度及び耐食性等に関する試験

工程

遠心分離機開発経緯