ウラン採掘から発電までの流れ
ウラン鉱山から採掘されたウラン鉱石は、様々な過程を経て原子力発電所の燃料となります。
採掘
ウラン鉱山からウラン鉱石を採掘します。
ウラン鉱石
製錬
ウラン鉱石を化学処理して粉末状のウラン精鉱(イエローケーキ)を取り出します。
イエローケーキ
転換
イエローケーキを、次の濃縮工程への準備としてウラン化合物(六フッ化ウラン)にします。
六フッ化ウラン
ウラン濃縮【当社ウラン濃縮工場】
核分裂するウラン235の割合を0.7%から3~5%程度に高めます。
濃縮の方法には、遠心分離法、ガス拡散法、レーザー法などがありますが、当社では遠心分離法の技術を導入しています。
遠心分離法イメージ図
再転換
濃縮したウラン化合物(六フッ化ウラン)を加工しやすくするため、再び化学処理して粉末状のウラン(二酸化ウラン)にします。
成型・加工
粉末状のウラン(二酸化ウラン)を高温で焼き固めてペレットを作ります。
このペレットを被覆管という金属の管に詰め、さらにそれらを束にし、燃料集合体に組み立てます。
ペレット
燃料集合体
発電
燃料集合体を原子炉の炉心に装荷し、発電を行います。
原子力発電所
燃料集合体の炉心装荷