MOX燃料工場での工程

MOX粉末混合
MOX粉末と二酸化ウラン粉末を混ぜ合わせてプルトニウム濃度を調整します。
プレス成形
混合した粉末をプレス機により押し固め、円筒形の“グリーンペレット”に成形します。
焼結
グリーンペレットを金属の皿に並べ、焼結炉にて高温で焼き固めます。
(焼き固めた後は、“ペレット”といいます。陶磁器のような安定な酸化物となります。)
外周研削
ペレットの外周を削り、外径を揃えます。
ペレット検査
ペレットの寸法・密度・外観等の検査を行います。
ペレット挿入
合金のさや(“被覆管”といいます。)にペレットを挿入します。
密封溶接
ペレットが挿入された被覆管に端栓を溶接で取り付け密封します。
(ペレットを密封した被覆管を“燃料棒”といいます。)
燃料棒検査
燃料棒の寸法・外観等の検査を行います。
燃料集合体組立
燃料棒を各種部材と組み合わせ、“燃料集合体”に組み立てます。
燃料集合体検査
燃料集合体の寸法・外観等の検査を行います。
出荷
燃料集合体を輸送容器に収納し、原子力発電所へ向けて出荷します。