P E O P L E 0 2 K A N N A Y A M A G U C H I

山口 栞奈

安全・品質本部 環境管理センター 環境安全グループ
2017年入社/工学部 原子力工学科 卒

日本原燃と地域社会を、
安心と安全でつなぎたい

#安全・品質 #原子力系出身 #学士 #女性社員 #若手社員 #県外出身者

Q1日本原燃への入社の決め手は何ですか?

元々、東京電力の福島第一原子力発電所の事故を受けて、原子力発電に興味を持っていました。当時は原子力に対して否定的な意見が多くあり、原子力を専攻する人が少なくなることが予想されましたが、だからこそ学ぶ価値があると思ったのです。就職活動では、原子力関連の様々な企業を見ていましたが、日本原燃は女性が働きやすい職場であることや、個人の能力を公平に見てくれていると感じたことが入社の決め手でした。

Q2現在の仕事内容を教えてください

環境管理センターでは、再処理工場周辺の放射線量や空気中の放射能濃度を測定し、その安全レベルを評価しています。また、河川水や海水、農畜産物や海産物などの放射能を分析したり、様々なデータをまとめて対外的に報告する役割も担います。その中で私は、主に再処理工場周辺のモニタリングポストから得られる放射線データの監視・評価と、測定機器の保守管理を行っています。

Q3業務においては、どういった使命を感じますか?

現在の監視・評価業務は、将来的に本格操業する再処理工場が周辺に住む人や環境にどの程度影響を及ぼすかを分析するための下準備です。そのため、操業前の日常監視において、異常の早期発見や各データの基準値をきちんと把握することが重要になります。時には夜中にモニタリングポストへ確認に行かなければならないこともありますが、地域住民の方々に安心いただくためにも、放射線レベルの安全性を適正に評価することが私の使命だと思っています。

Q4仕事をする上で大切にしていることは何ですか?

環境中の放射線量は、降雨や降雪といった自然現象によって日々変動しています。測定データに変化が起こった時には、それが自然(降雨、降雪の影響)によるものか、その他の要因(施設からの影響等)によるものかを分析しなければならないところが仕事のポイントです。過去のデータや様々な資料をもとに調査・検討を行い、評価することを大切にしています。

Q5今後の目標をお願いします

将来、再処理工場が本格操業を開始した際には、環境中の放射線量に施設からの影響が確認されることが想定されます。また、環境モニタリング評価結果は、地元地域や国に定期的に報告しなければなりません。そのため、再処理工場の影響が人や環境にとって安全であること、その理由を誰にとってもわかりやすく説明できる力を養っていきたいです。

  • 06:30起床
  • 07:30自宅を出発(通勤は独身寮から通勤バスを利用)
  • 08:15会社に到着
  • 08:40朝礼
  • 08:50チーム内会議(当日のスケジュール、前日の連絡事項の確認を行う)
  • 09:00メールのチェック
  • 09:15前日~当日朝までのモニタリングデータの確認
  • 09:30日報の作成(前日~当日までのモニタリングデータのグラフ作成)
  • 10:00業務委託先の会社と月間工程について打合せ
  • 12:00昼食
  • 13:00保安規定に基づく記録の作成
  • 14:00社外報告向けの報告書の作成
  • 16:30終礼(翌日の会議スケジュールおよび作業内容を確認する)
  • 17:20終業
  • 18:30帰宅(夕食は自炊。ゆっくりと過ごして就寝準備)
  • 23:00就寝

O F F 故郷・神奈川でほっと一息

実家が神奈川県なので、連休で帰省した際は近場で買い物をしたりして過ごしています。写真は横浜市内の展望ラウンジで家族と過ごした時のものです。

入社後の自分をイメージしてみてほしい

就職はゴールではなくスタートであり、本当に大切なことは、新しい環境でどう頑張れるかです。だからこそ就職活動の段階から自分が実際に仕事をしたり、大変な時でも頑張ったりする姿をよくイメージしてみてください。理系、文系にこだわらず様々な分野に対して、とにかくやってみようというチャレンジ精神を持つ人と一緒に働ければと思います。