P E O P L E 1 4 Y U S U K E I N O M A T A

猪股 佑介

燃料製造事業部 燃料製造建設所 設備保全グループ
2010年入社/高等専門学校 電気電子工学科 卒

地域の方々に、
信頼される工場を建てる

#燃料製造 #電気電子系出身 #理系出身 #高専卒 #中堅社員

Q1日本原燃への入社の決め手は何ですか?

私は元々、青森県内での就職を希望して就職活動をしていました。その中で、日本原燃が日本で唯一の原子燃料サイクル事業に取り組んでいることを知り、興味を持ちました。私の高専から、すでに入社した先輩もいたため、具体的な仕事内容などのお話しを伺うことができ、設計管理から工事監理、予算管理など様々な業務に携われることを魅力に思い、入社を決めました。

Q2現在の仕事内容を教えてください

再処理工場で再処理されたウランとプルトニウムの混合粉末(MOX粉末)から新たな燃料(MOX燃料)を製造するのが燃料製造事業部です。私の主な業務は、建設段階のMOX燃料工場における、設備のメンテナンス。設置される設備の点検方法を検討したり、社内ルールを作成するなど、設計段階から工場設備の安全性と信頼性を確保するのが私の役割です。

Q3やりがいや苦労、使命感を感じるのはどういった瞬間ですか?

設備の検討では、機器設備ごとのメンテナンス方法を考えることが求められます。また、様々な構成機器によって構築されているため、多いものだと1000以上の機器に分けられる場合があり、その一つひとつの機器がどのような過程を経て劣化するのかを推測する必要があります。こうした業務は地道な作業であり、困難なことも多々ありますが、自分たちが作成した点検根拠や点検手順が将来のMOX工場の安全運転に役に立つことを考えるとやりがいを感じます。

Q4業務を行う中で印象に残っていることを教えてください

工場が設計段階ということもあり、機器メンテナンスについて学ぶために再処理施設の現場で1年間の研修を受けたことが印象に残っています。研修では定期点検だけでなく、設備更新の工事監理や試験管理、新規制基準対応における原子力規制庁へのヒアリングなどを経験しました。それまでは机上業務が中心でしたが、現場でしか得られない様々な知識を習得できた貴重な機会でした。

Q5今後の目標をお願いします

現在の目標は、MOX燃料工場の竣工1年前までに、担当している保守管理の構築を完成させることです。設備が設置されてから維持するためには定期的なメンテナンスが必要になります。その時までに、必要な準備を完了させることで、地域の方々に信頼いただけるような、安全性を確保したMOX燃料工場をつくりたいと考えています。

  • 06:30起床
  • 07:40出勤(会社の通勤バスを利用)
  • 08:00会社に到着・朝食(会社で販売しているパンを毎日の朝食にしています)
  • 08:40始業(ラジオ体操・チーム内の朝礼で本日の業務予定等を確認)
  • 09:00保全に係る技術検討(保安規定や保守管理構築などの様々な課題に対する検討、検討の途中で迷う場合は方向性を上司に相談しながら進めていく)
  • 12:00昼食(お昼は食堂を利用することが多い。おすすめは火曜日限定の味噌ラーメン)
  • 13:00メーカーとの打合せ(午前中に検討した結果をメーカーと共有、メーカー側の意見を求め技術ミーティングを実施)
  • 15:00チームミーティング(週1程度で確認、チーム内での業務課題を共有し、対応方針についてチーム内で議論)
  • 16:00終礼(本日の業務進捗について確認、残業有無の報告)
  • 17:20終業(皆の都合があえば、退社後にカラオケや飲み会へ行く)
  • 20:00帰宅(夕食は寮のご飯。ゆっくりと過ごして就寝準備)
  • 23:00就寝

O F F 東京で同僚と飲みに出かける

私が東京へ出張に行った際に、同じく東京に研修で来ていた同僚と合流して食事をしている写真です。同僚とは職場だけでなく、仕事終わりや休日も飲みに出かけたり、お互いを自宅に招くなど、何でも話せる間柄です。

どんなことにも、納得するまで挑戦してほしい

学生の皆さんには、学生のうちにしかできないことに挑戦してほしいと思います。それは勉強だけでなく、趣味に没頭するなど、とにかく自分が納得できるまで、取り組めることにチャレンジしてください。その過程で磨かれた発想力や想像力こそ、今日本原燃に必要な力だと思います。