事業情報
【B情報】
2020年6月26日掲載、2020年8月7日原因および再発防止対策掲載
ウラン濃縮工場 ウラン濃縮建屋(管理区域内)

ウラン濃縮工場 ウラン濃縮建屋(管理区域内)における排風機1台の故障の原因調査結果と今後の対応について

 2020年6月25日(木)に発生したウラン濃縮建屋(管理区域内)における排風機1台の故障について、その後、本事象が発生した原因について調査を行ってまいりましたが、本日、原因調査結果および今後の対応を取りまとめましたので、お知らせします。

【原因調査結果】

 事象発生当日、1号中間室の負圧を維持している排風機3台(A,B,C)のうち2台(A,B)で運転していましたが、運転時間の平準化のため排風機AからCへ切り替え作業を行ったところ、排風機を動かすモータの過電流を検知する機器が作動しました。原因調査の結果、モータ部分にあるコイルを保護する絶縁塗料の経年劣化等によりコイルがショートし故障に至ったものと推定しました。
 なお、当該排風機のコイルは既に修理し、復旧しております。

【今後の対応】

 全ての排風機に対してモータの点検項目および点検頻度を見直して保全計画に反映し、実施することで再発防止に努めてまいります。

2020年6月26日にお知らせした内容

 6月25日(木)17時41分頃、ウラン濃縮工場ウラン濃縮建屋(管理区域内)の1号中間室※1の負圧を維持している排風機3台(A,B,C)※2のうち2台(A,B)で運転しておりましたが、排風機AからCへ切り替え作業を行ったところ、排風機故障警報が発報しました。 
 現場を確認した結果、排風機Cが停止しており、速やかに手動で排風機Aへ切り替えを行いました。
 現在、排風機A,Bは正常に運転しており、同中間室内の負圧は維持されていることを確認しております。
 なお、本事象によるモニタリングポストの値に変化はなく、環境への影響はありません。
 排風機Cが故障した原因については調査中です。

  • 1号中間室:カスケード設備へウランを供給・回収するための機器・配管を設置している場所
  • 負圧を維持する排風機は3台あり、そのうち2台で運転し、残りの1台は予備として待機
別紙
以上