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返還されるガラス固化体について

ガラス固化体の特性

エジプトでは数千年前のガラス服飾品やグラスが、我が国でも千数百年前のガラス装飾品が見つかっており、それらが今も美しい色と光沢を保っていることからも分かるように、ガラスは長期間にわたり安定した物質です。
ガラス固化による高レベル放射性廃棄物の処理は、ガラスが有している高い熱的・化学的安定性、耐放射線性、閉じ込め性を利用したものです。


ガラス固化体概要図

ガラス固化体の性状

ステンレス鋼製容器(キャニスター)の材質は日本産業規格(JIS)のSUH309に相当する耐熱ステンレス鋼で、高温状態においても高い機械的強度を有する特徴があります。
また、貯蔵期間中に想定される腐食量に対して余裕を持った肉厚とし、応力腐食割れに対しても、接触する空気中の湿分や塩分付着の抑制によって防止することができます。