発表•お知らせ

平成29年度第2回保安検査(再処理施設)における指摘事項に係る取り組み状況

2019年7月29日更新

事業者対応方針 対応状況

項目 概要 期限 状況
7/12現在)
関係資料
(対応実績)
設備を管理下に置くための活動

(保守管理)
非常用電源建屋の配管ピット内の設備の全数把握および健全性確認を実施するとともに、保守管理計画を策定する。 2017年9月末
  • 2017年9月29日 全数把握、健全性確認および保守管理計画策定。

再処理工場の全設備を管理下に置くための全体計画書(改定6)
(2019年4月26日更新)


全数把握および健全性確認のための現場確認状況
(2017年10月18日更新)


安全上重要な設備を含まない部屋・エリアの 現場確認実施状況(屋外)
(2018年5月17日更新)


再処理工場 雨水流入に関する対応 全体計画書(改正7)
(2018年8月8日更新)


非常用電源建屋の配管ピット点検口改善状況(2017年12月7日更新)


活動実績の評価を実施(2019年7月29日更新)

再処理工場の全設備の全数把握および健全性確認、ならびに保守管理の計画を策定するため、全体計画を策定する。 2018年1月中旬
  • 2017年9月27日 「再処理工場の全設備を管理下に置くための全体計画書」>策定。
<最新版>
  • 2019年3月27日 「再処理工場の全設備を管理下に置くための全体計画書」改定(改正6)。
再処理施設および廃棄物管理施設の全設備の全数把握、状態確認を実施するとともに、再処理施設および廃棄物管理施設の全設備を管理下に置く。その後、保守管理計画を策定する。 2018年12月完了
  • 現場ウォークダウンを実施し、各部屋・エリアに設置されている設備を把握するとともに、設備の状態を確認した。

    現場確認対象範囲
    屋内の対象部屋数 4230部屋
    屋外の対象エリア数 1135エリア

    現場ウォークダウンの実績
    安全上重要な設備(以下「安重設備」という。)を含む部屋・エリア
    屋内:2018年1月25日完了
    屋外:2017年11月28日完了
    安重設備を含まない部屋・エリア
    屋内:2018年2月7日完了
    屋外:2018年6月15日完了

  • セル内など、人が立ち入ることができない箇所については、代替確認により設備の機能・性能に影響を及ぼすような異常がないことを確認した。

  • 高所・狭隘部や保温材が施工された設備等については、目視確認ができない箇所があったため、追加の現場確認を実施することとした。

  • 上記の現場ウォークダウンおよび代替確認の範囲のデータ整理を行い、把握した設備を整理した。

    個別機器:約21万機器(ポンプ、制御弁、タンク等の個品で管理している機器)
    一式設備:約7.5万部屋・設備(配管、ダクト、ケーブル等の部屋単位で一式管理している設備)
2019年2月完了
  • 追加の現場確認を実施することとした高所・狭隘部や保温材が施工された設備等について、高所カメラによる確認や保温材を取り外した現場確認、評価による状態確認を実施した。

    追加現場確認対象範囲
    3679部屋・エリア
    追加現場確認の実績
    2019年2月28日完了
2020年3月
  • 保守管理に係るルールの改善および点検計画の改善を順次実施。
  • 今後は、継続した改善の取組みとして活動を実施。
再処理施設および廃棄物管理施設において、指示文書の対象となる施設以外の安全上重要な施設を内包する建屋の貫通部についても自主的な調査を行う。 2018年12月末
  • 2018年5月9日 「再処理工場 雨水流入に関する対応 全体計画書」改正。

  • 2018年5月上旬 計画に基づき、以下の貫通部に対し、自主的な調査を開始。
    • 指示文書の対象となる建屋および構築物の天井貫通部
    • 再処理施設および廃棄物管理施設における指示文書の対象外となる安全上重要な施設を内包する建屋および構築物の建屋外壁貫通部(地表面30cm未満の貫通部)および天井貫通部
  • 2018年11月8日 調査完了。補修等が必要な貫通部に対し、計画的に措置を講じる。

※平成28年11月16日および平成29年2月8日付けで原子力規制委員会から発令された指示文書
設備を管理下に置くための活動

(巡視・点検)
巡視・点検漏れを確認した配管ピット以外で、巡視・点検が必要な箇所に漏れがないかを確認し、設備を管理下に置く活動の結果を踏まえ、必要に応じて巡視・点検等のマニュアルを改正する。
  • 2017年10月27日~2017年10月31日 「再処理工場 前処理建屋及びハル・エンドピース貯蔵建屋巡視・点検マニュアル」等改正(9/13件)
    (巡視・点検の対象とする部屋を追加)
  • 2017年12月20日~2018年1月19日 「再処理工場 前処理建屋及びハル・エンドピース貯蔵建屋巡視・点検マニュアル」等改正(13/13件)
    (巡視・点検の対象とする部屋を追加)
  • 2018年1月30日~2018年1月31日 「再処理工場 前処理建屋及びハル・エンドピース貯蔵建屋巡視・点検マニュアル」等改正(11/13件)
    (設備を管理下に置くための現場確認等を踏まえ、安重設備設置部屋の明確化、機器情報リストを追加。
  • 2018年1月31日 「再処理事業部 巡視・点検細則」、「運転部 運転員の心得マニュアル」改正
    (設備を管理下に置くための現場確認等を踏まえ、巡視・点検の見るべき視点を明確化、巡視・点検状況の定期的な検証を追加。)
  • 2018年4月1日~2018年4月2日 「再処理事業部 巡視・点検細則」「再処理工場 前処理建屋及びハル・エンドピース貯蔵建屋巡視・点検マニュアル」等改正(13/13件)
    (漏えい痕等、壁貫通部周辺に対する巡視・点検方法の明確化安重設備設置部屋数変更に伴う修正)
非常用電源建屋の配管ピットの点検口を、より容易に巡視・点検ができる構造に改善する。 2017年11月末

配管ピット点検口改良工事完了

  • B系:2017年11月27日完了
  • A系:2017年11月28日完了
  • 危険物貯蔵所変更工事に係る完成検査:2017年11月30日合格
配管ピットへの雨水浸入防止措置 雨水が再浸入した非常用電源建屋の配管ピットについて、雨水の浸入を防ぐための応急措置を実施する。 2017年9月25日
  • 2017年9月25日 配管ピットへの応急措置完了
    (主な応急措置)
    • 配管ピット内の雨水浸入箇所へのコーキング
    • コンクリート蓋へのコーキング
    • 配管ピット上部にやぐらを組みブルーシートで覆う

配管ピットの応急措置状況

非常用電源建屋の配管ピットに雨水が浸入しないよう恒久対策を実施する。 2017年10月末
  • 2017年10月4日 恒久対策の計画策定
  • 2017年10月31日 恒久対策工事済
    (主な対策工事)
    • 配管ピット躯体への防水措置
    • ピット周辺地盤のコンクリート舗装
    • 配管ピット上への二重蓋の設置

配管ピットの恒久対策の作業状況
(2017年11月7日更新)

2018年5月末
  • 2018年3月1日 巡視点検で再処理工場非常用電源建屋に隣接するA系配管ピットに水溜りを確認。(施設の安全性に影響なし)
  • 2018年3月1日 応急措置を実施。
  • 2018年3月4日 散水試験を実施し、雨水浸入箇所を特定。
  • 2018年3月15日~2018年3月16日 再度散水試験を実施
  • 2018年4月6日 恒久対策の計画策定
  • 2018年4月17日 恒久対策工事着手
  • 2018年9月10日 恒久対策工事完了

(主な対策工事)
  • 非常用電源建屋とコンクリート舗装兼立上コンクリート側壁との接続部の隙間に吸水材の施工およびシーリング施工。
  • 上記シーリング施工箇所を覆うカバーを設置。カバーの周囲と建屋等が接する部分にシーリング施工。
  • コンクリート舗装兼立上コンクリート内部の空洞及び配管ピット内部にシーリング施工。
  • 配管ピットAの建屋水切の一部を撤去。

再処理工場の月別トピックス【4月6日公表 再処理工場における非常用電源建屋に隣接する配管ピット内の確認状況等について(3月1日分)<続報>】
(2018年4月12日更新)


2018年3月1日の雨水浸入を踏まえた追加の恒久対策について(概要版)
(2018年11月30日更新)

リスク管理や強い危機意識を持った業務遂行に欠けていたことを再認識し、自らの悪さを見出す活動(事例研修、ディスカッションなど)を実施する。 【再処理事業部】
○計画書の改定状況について
  • 2018年1月30日 「リスク管理や強い危機意識を持った業務遂行に欠けていたことの再認識および自らの悪さを見出す活動の実施計画書」策定。
<最新版>
  • 2019年3月29日 「リスク管理や強い危機意識を持った業務遂行に欠けていたことの再認識および自らの悪さを見出す活動」の実施計画書」改定(改定4)。

○実施計画書に基づき活動実施。
  • ディスカッション⇒
    事業部幹部と専門家との安全文化に関する意見交換会実施(2018年4月26日、2019年1月9日)
    原子力発電所幹部経験者とのディスカッション実施(2018年5月11日、2018年6月15日、2018年9月7日)
  • ディスカッション等を踏まえた改善を順次実施
  • 今後は、継続した改善の取組みとして活動を実施

【技術本部】
○計画書について
  • 2019年3月29日 「リスク管理や強い危機意識を持った業務遂行に欠けていたことの再認識および自らの悪さを見出す活動の実施計画書」策定。
○実施計画書に基づき活動実施。(再処理事業部と同様)
  • ディスカッション等を踏まえた改善を順次実施(再処理事業部と同様)
  • 今後は、継続した改善の取組みとして活動を実施(再処理事業部と同様)
【再処理事業部】

「リスク管理や強い危機意識を持った業務遂行に欠けていたことの再認識および自らの悪さを見出す活動」の実施計画について(改定4)
(2019年4月26日更新)

【技術本部】

「リスク管理や強い危機意識を持った業務遂行に欠けていたことの再認識および自らの悪さを見出す活動」の実施計画について
(2019年4月26日更新)

雨水浸入に係る原子力規制委員会からの指示文書に基づく調査 非常用電源建屋雨水浸入事象を踏まえ、北陸電力(株)志賀原子力発電所での雨水流入事象に係る原子力規制委員会からの指示文書を受けた貫通部の調査について、再調査の計画を策定する。
なお、本調査では、漏えい痕等、壁貫通部周辺の詳細状況の調査を追加して実施する。
2017年9月末
  • 2017年9月11日 「雨水流入に関する対応全体計画書」および「雨水流入に関する貫通部再調査計画書」策定。
<最新版>
  • 2018年8月3日 「雨水流入に関する対応 全体計画書」改正(改正7)
  • 2018年1月30日 「雨水流入に関する貫通部再調査計画書」改正(改正5)

再処理工場 雨水流入に関する対応 全体計画書(改正7)
(2018年8月8日更新)

再処理工場 雨水流入に関する貫通部再調査計画書(改正5)
(2018年2月8日更新)

貫通部の再調査計画に基づき、調査を実施し、原子力規制委員会へ報告する。
なお、本報告においては、物理的な理由等により直接目視確認またはファイバースコープ等による確認ができない箇所の評価結果を記載する。
2018年1月末目標
  • 2018年2月5日 雨水流入に関する貫通部の再調査完了。
  • 2018年2月16日 上記再調査結果をチェックし、再度確認が必要と判断した箇所の確認を実施。
  • 2018年3月13日 再調査結果報告書を原子力規制委員会に提出。

プレスリリース
「北陸電力株式会社志賀原子力発電所2号炉の原子炉建屋内に雨水が流入した事象に係る対応について(指示)」に係る再調査結果の提出について

(2018年3月16日更新)

現状の問題点を踏まえた今後の対応 保安活動への取り組みができていないことへの対応に係る全体計画を策定する。 2017年9月末 【再処理事業部】
  • 2017年9月29日 「保安活動への取組みができていないことへの対応に係る全体計画書」策定。
<最新版>
  • 2019年3月29日 「保安活動への取組みができていないことへの対応に係る全体計画書」改正(改正4)。

【技術本部】
  • 2019年3月29日 「保安活動への取組みができていないことへの対応に係る全体計画書」策定。
【再処理事業部】

「保安活動への取組みができていないことへの対応に係る全体計画(改正4)について」
(2019年4月26日更新)

【技術本部】

「保安活動への取組みができていないことへの対応に係る全体計画について」
(2019年4月26日更新)

保安活動の取り組み全体計画に基づく対策を実施する。 ○保安活動への取り組みができていないことへの対応に係る全体計画に基づき活動実施。
  • 2018年3月15日 短期事案報告書作成。
  • 2019年7月12日 活動の報告書作成。
  • 今後は、継続した改善の取組みとして活動を実施。

※完了した項目については、黄色で網かけ