当社の取組み
2023年8月10日
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IAEAのグロッシー事務局長が当社施設をご視察されました

 7月6日(木)、国際原子力機関(IAEA)のグロッシー事務局長に、保障措置と核セキュリティ上、重要な施設である再処理工場とウラン濃縮工場、今後、対象施設となるMOX 燃料工場の建設現場をご視察いただきました。

  • ※保障措置:核物質が平和目的だけに利用され、核兵器等に転用されないことを担保するために行われる検認活動のことです。

ご視察の様子

 現場では、再処理工場中央制御室の運転員の役割や施設の安全対策、ウラン濃縮工場の 生産工程、MOX 燃料工場の工事の進捗状況などについてご説明させていただきました。
 また、再処理工場内にあるIAEAの保障措置分析施設「オンサイトラボ」を確認されたり、IAEAの現地査察官から報告を受けていました。

再処理工場の中央制御室

再処理工場内にあるIAEAの現地査察官室

グロッシー事務局長のご発言

グロッシー事務局長(右)、増田社長(左)

  • 六ヶ所原子燃料サイクル施設は、様々な面において、世界の注目を集めている。
  • 保障措置活動では、査察される側が査察に対して協力的であることが最善だと考えている。日本原燃が我々の活動に対して協力的であることに大変感謝している。
  • お互いの信頼醸成が重要であり、IAEAに対して要望などがあれば言って欲しい。

 当社は、引き続き、IAEAが行う厳格な保障措置活動に協力するとともに、核セキュリティの不断の向上に努めることで、当社事業が原子力の平和利用に徹していることを世界に示し、原子燃料サイクルの確立に取り組んでまいります。