当社の取組み
2023年1月6日
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再処理工場「2024年度上期のできるだけ早期」のしゅん工を目指します

 当社は、2022年度上期の再処理工場のしゅん工に向けて取り組んでまいりましたが、設工認審査および安全性向上対策工事が継続していたことから、2022年9月7日にしゅん工時期を見直すこととしました。
 その後、審査遅延の原因・対策としゅん工までの進め方をまとめるとともに、「工事」、「設工認審査」および「検査」の3つの要素を総合的に判断し、再処理工場のしゅん工時期を「2024年度上期のできるだけ早期」としました。

<再処理工場のしゅん工および安全・安定操業に向けたスケジュール>

【しゅん工までの進め方】

(1)工事

  • 安全性向上対策の主要な工事は概ね2022年内に完了。
  • 新設設備の既設設備への連結工事(以下「連結工事」)等は、設工認の認可後からしゅん工までに実施し、検査と一体として工程を検討。

(2)設工認審査

  • 第1回は、12月21日に認可。第2回は、12月26日に残りの設備を一括して申請。
  • 第2回は、12月20日の審査会合で示した説明方針に基づき、設備機器を類型化した上で、代表設備で説明する。また、「地盤・耐震」、「設計基準対象設備」、「重大事故等対処設備」の3つに大別し、並行して説明する計画。
  • これらを踏まえ、審査期間は全体で1年程度と設定。

(3)検査

  • 設工認の認可後に実施する検査の期間は、連結工事、ガラス溶融炉検査、海洋放出管切離し工事の使用前事業者検査および国による使用前確認を考慮して設定。さらに、使用前確認期間が当社想定を上回る可能性も考慮し、検査期間に幅を持たせることとした。
  • これらを踏まえ、設工認の認可後の検査期間は4~7か月程度と設定。

【主な安全性向上対策工事】

主排気筒の屋外ダクトや配管などに鋼鉄製の防護板を設置

安全冷却水系冷却塔に鋼鉄製の防護板と防護ネットを設置

 さらなるしゅん工の前倒しを達成すべく、安全を最優先に、引き続きオールジャパン体制で取り組んでまいります。