再処理事業所 ウラン・プルトニウム混合脱硝建屋(管理区域内)における塔槽類廃ガス処理設備 排風機の異常について(原因と対策)
5月13日に発生した再処理事業所 ウラン・プルトニウム混合脱硝建屋(管理区域内)における塔槽類廃ガス処理設備 排風機Aの異常(駆動用ベルト5本のうち1本が外れていること)について、今般、その原因と対策を取りまとめました。
当該排風機を分解点検した結果、プーリー※の一番外側の溝が摩耗し、溝の横幅が広がったことで、運転時に駆動用ベルトが振動し、外れたと推定しています。
当該排風機は、5月25日に復旧しました。復旧するまで、排風機Bは継続して運転しており、当該処理設備内の負圧は維持できています。また、周辺環境への影響はありません。
※駆動用ベルトを通じてモーターの回転を排風機に伝える滑車のこと。
1.原因調査結果
当該排風機は、プーリーの一番外側の溝が摩耗し、溝の横幅が広がったことで、運転時に駆動用ベルトが振動し、外れたと推定しています。
プーリーに5つある溝のうち一番外側の溝が摩耗した原因は、駆動用ベルトの張力を調整する際に最も引っ張られプーリーに負荷がかかる場所のためです。張力の調整と運転により負荷がかかり、徐々にプーリーの溝の摩耗が進んだものと推定しています。
2.再発防止対策
これまでの分解点検では、作業要領書に沿ってプーリーの溝の摩耗度合いを目視による外観点検で確認していました。今回の原因調査結果を踏まえ、今後の分解点検では専用の測定工具を使用し溝の摩耗度合いを必ず確認するよう、作業要領書に反映します。
また、更なる安全性向上のため排風機を立ち上げる前に、駆動用ベルトの状態を直接、目視および触診で確認できるよう、駆動用ベルトカバーに点検口を設置します。
3.水平展開
再処理工場内にある当該排風機を除く、廃ガス処理系の排風機のうち駆動用ベルトを有している排風機35台について、専用の測定工具を使用し溝の摩耗度合を必ず確認するよう、作業要領書に反映します。
また、35台のうち、当該排風機を除く4台について駆動用ベルトの状態を目視および触診できない状況であったため、ベルトカバーへの点検口の設置を行います
再発防止対策をしっかりと実施し、同様の事案を発生させないよう取り組んでいきます。