当社の取組み
2023年10月27日
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対応力を磨き、万が一に備える
~2023年度原子力防災訓練を実施~

 当社では、原子力災害への対応力向上のため、毎年度「原子力防災訓練」を実施しています。今年度は、10月3日(火)に、大規模地震の発生により、各事業部の4施設が同時に発災することを想定して行いました。
 訓練には社員約770名が参加し、現場における復旧・収束活動や、社内外との情報共有・通報連絡が迅速かつ確実に実施できることを確認しました。

訓練の様子

全社対策本部(事務本館)

全社対策本部の様子

指揮をとる増田社長

 増田社長が本部長を務める全社対策本部を立ち上げ、施設の状況・社員の安否の確認や、復旧の指揮をとりました。

ウラン濃縮工場における復旧・収束作業

貯水槽から水を汲み上げる様子

 今年8月に生産運転を再開したウラン濃縮工場において、工場内から六フッ化ウランが漏えいしたことを想定した訓練を行いました。有害物質の拡散抑制のため、貯水槽から水を汲み上げ、屋上の放水装置から散水しました。

更なる対応力の向上を目指します

濃縮事業部 機械保全課 市川 大樹 さん

 日々、訓練を実施しているので、今回の訓練も特別というわけではなく、日頃の積み重ねの成果を発揮する場だと思って臨みました。
 現状に満足することなく、手順をより良く改善していくために訓練を繰り返し行い、地域の皆さまに、より安心していただける施設を目指します。