当社の取組み
2020年12月22日
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緊急時の対応力を磨く~全社防災訓練で対応手順を確認~

 当社では、原子力災害の発生と拡大防止に備えるために、毎年度「全社防災訓練」を実施しています。今年度は、12月1日(火)に実施し、大規模地震の発生により、各事業部の施設が同時に被災することを想定して行いました。
 訓練には約800名が参加し、重大事故の発生防止や拡大防止のための対応手順の確認を行うとともに、社外への迅速かつ確実な通報連絡の確認を行いました。

車両火災を想定した消火訓練

①火災の場所や規模を確認するとともに、空気呼吸器が正常に使用出来ることを確認。

②大型化学高所放水車に使う水補給を行うために、ホースを接続。

③車両付近の重油タンクに防御散水を行うために、屋外消火栓からホースを展張。

④車両横転による燃料火災を想定し、大型化学高所放水車による放水を実施。

※大型化学高所放水車:一般的な消防車に比べ高所からの放水と、「泡消火薬剤」が使用可能な放水車。泡消火薬剤は、火災箇所を泡で覆う窒息効果に加え、泡の水分による冷却効果もあり、油火災に有効です。

各事業部に対策本部を設置

全社対策本部

再処理事業部

濃縮事業部

埋設事業部

新型コロナウイルス感染症感染拡大防止対策
訓練参加者全員の体温確認、マスクの着用、手指のアルコール消毒や換気のため大型扇風機の設置等の対策を行いました。

 当社は、今後も様々な事象を想定した訓練を積み重ね、緊急時の対応力や技術力の強化を図ってまいります。