発表•お知らせ
2016年4月26日

定例社長記者懇談会挨拶概要

 はじめに、このたびの熊本地震により、お亡くなりになられた方々に、心よりお悔やみを申し上げますとともに、被災された皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。

 さて、本日は、「新規制基準への対応状況」と「当社ホームページのリニューアル」の2点について説明させていただきます。

新規制基準への対応状況

 まず、「新規制基準への対応状況」について申し上げます。
 耐震の審査会合につきましては、2月19日の審査会合で、基準地震動を700ガルとすることについて説明した結果、妥当な検討がなされたとの評価をいただきました。これに加え、今月15日には、基準地震動を超えて発生する地震の確率について評価した「基準地震動の超過確率」なども説明した結果、これについても妥当な検討がなされているとの評価をいただきました。
 これにより、基準地震動の策定に関係する項目につきましては、実質的に審査が終了したことになり、当社としては大きな前進だったと受けとめております。
 これを踏まえ、現在は、各建屋や機器・配管類の様々な設備について、耐震評価を鋭意進めております。
 引き続き、残っている津波などの審査項目についても、ヒアリング等で論点整理を行い、丁寧に対応してまいります。

 一方、本日午後、再処理施設とMOX燃料工場に関する審査会合が開催されます。
 再処理施設につきましては、2月17日の審査会合で、「設計上で定める条件よりも厳しい条件で発生する事故」について、発生する事故や対策を設備ごとに「全体マップ」として整理し、3月28日の審査会合では、事故の初動対応などについて説明いたしました。本日の審査会合では、前回いただいたコメントを踏まえ、火災が発生した場合の初期消火や負傷者の救護等も含め、初動対応について、改めて総合的に説明する予定です。
 また、MOX燃料工場につきましては、これまで一通り説明してまいりました設計基準に関する取りまとめや重大事故対策の基本方針について説明する予定です。

 引き続き、各審査に全力で取り組んでまいります。

当社ホームページのリニューアル

 次に、「当社ホームページのリニューアル」について申し上げます。お手許の資料をご覧ください。
 当社は、日頃より、分かりやすい情報発信に努めておりますが、そうした観点から、このたび、ホームページをリニューアルし、去る23日から運用を開始いたしました。
 今回のリニューアルにあたりましては、「見やすさ」「使いやすさ」の向上や、「掲載内容の充実」を図りました。
 まず、「見やすさ」「使いやすさ」につきましては、資料左側に示しましたように、皆さまがご覧になりたい情報に速やかにアクセスできるよう、見出し(バナー)を整理するとともに、文字の大きさを変更できるようにしたり、ホームページ全体の色使いも統一いたしました。
 資料の右側をご覧ください。掲載内容をさらに充実させるため、特に当社へのお問い合わせが多い再処理工場の安全対策や、技術開発の状況について整理し、掲載しております。
 このうち、再処理工場の安全対策につきましては、イラストや画像、動画を用いて、重大事故への対応などをより分かりやすく説明しております。
 また、技術開発の状況につきましては、ウラン濃縮工場でリプレースを進めている新型遠心分離機や、今後、再処理工場で導入を予定している新型ガラス溶融炉の開発状況などを掲載しております。
 これ以外にも、地域の皆さまと共に歩む企業として、原子力メンテナンスマッチングフェアへの参加や、社会貢献活動、さらには、地元青森県出身の当社社員が活躍している様子なども紹介しております。ぜひご覧ください。
 なお、当社事業は海外からも注目されておりますので、特に関心の高いセキュリティに関する内容などを充実させた英語版ホームページも、今回同時にリニューアルいたしております。
 当社は引き続き、丁寧な情報発信に努めてまいります。

 本日、私からは以上であります。

以上