2026年度全社安全大会の実施について
当社は、当社社員、協力会社社員が、働く人の健康と安全を最優先に、労働災害および交通災害の根絶ならびに品質の確保に全力で取り組むとともに、事業を安全・円滑に進める決意を新たにするため、以下のとおり2026年度全社安全大会を開催しましたので、お知らせします。
概要
| 日時 | 2026年7月2日(木)10:30~11:40 |
|---|---|
| 場所 | 六ヶ所村文化交流プラザ スワニー 大ホール |
| 出席者 | 社長、各事業部長、各室・本部長および協力会社の現場所長 他 |
| 参加人数 | 約700名(当社社員、協力会社社員合計) |
| 主な内容 | (1)主催者代表挨拶 日本原燃株式会社 代表取締役社長 増田 尚宏 (2)来賓挨拶 日本原燃労働組合 本部執行委員長 小坂 一志 様 (3)安全訓示 青森県野辺地警察署長 署長 成田 崇典 様 (4)労働・交通安全標語等表彰 (5)日本原燃安全推進協議会安全表彰 (6)大会決議 (7)品質方針唱和 [品質方針]
[労働安全衛生方針]
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【主催者代表挨拶:代表取締役社長 増田 尚宏】
本日は、83社の協力企業の皆さんと日本原燃合わせて654名の方にご参加いただき、この安全大会を開催することができました。皆さんには、日本原燃の現場で一緒に働く仲間として、日頃から安全・品質の維持向上への取り組みを理解し、実行して頂いていることに改めて感謝を申し上げます。
はじめに各事業の状況ですが、皆さんのおかげで、各事業ともしゅん工、運転再開、安全・安定操業に向けて着実に前に進んでいます。濃縮では、生産運転を継続しながら、新型遠心機の更新工事も引き続き実施しております。埋設では、1号埋設施設で、引き続きドラム缶の設置作業を進めながら、5月からは覆土を開始。3号埋設施設では、定置作業を進めながら、2基以降の埋設ピットの建設を行っております。
再処理では主体が設工認審査での説明から、現場が中心となり、高所や狭隘部の工事や検査、訓練など、様々な人が現場で作業を行うこととなります。MOX燃料工場では、第3回設工認の認可を取得し、今後、建設工事に加え、試験、検査等が輻輳していくこととなります。各事業とも、現場環境の変化に応じた対応をしていただいています。各事業部の現場を支えて頂いている皆さんに改めて御礼申し上げます。
7月に入り、ここ六ヶ所でも、日に日に暑さが増し、熱中症に気を付けなければならない時期となってきました。昨年度は、皆さんに、現場におけるWBGT値の把握や休憩時間の確保などの熱中症対策を行っていただいたことにより、最も暑かった8月、9月に熱中症を発生させずに、乗り切ることができました。熱中症対策のご協力に感謝申し上げます。
我々の熱中症対策は大変有効だったということだと思いますが、残念ながら、昨年は7月に4件の熱中症が発生しています。ここを、今年は防ぐ必要があります。
熱中症は、暑くなりはじめの今の時期の対応が肝心ということだと思います。今年も高温となる長期予報が出ていますので、特に体が熱さに馴染むまでの今の時期の熱中症の発生を防止するため、暑熱順化の取り組み、作業開始前の相互体調確認、作業場所のWBGT値の把握、WBGT値に応じた休憩時間の確保や作業中止の指示等、一人ひとりの体調も見ながら、きめ細やかな管理をよろしくお願いします。今日から、熱中症予防に係る作業員の皆さんへの声掛けや塩分を含んだ食品等対策品の配布を開始し、今年は、7、8、9月を通じて、熱中症による体調不良者をゼロにしたいと思いますので、今年も昨年同様、ご理解ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
各事業部ともに、安全に工事や操業を継続するために、本日、この安全大会の場において、今年1年の労働災害・交通事故およびヒューマンエラーゼロの達成に向けて、皆さんとともに決意を新たにしたいと思っています。
2025年度、私たちの職場では33件もの労働災害を発生させてしまいました。このうち、足場からの墜落災害と身体の一部を欠損する重大な災害をそれぞれ1件ずつ発生させてしまいました。また、今年度に入ってからも、労働災害は既に5件、そのうち墜落災害が2件相次いで発生させ、一歩間違えば命を落としていたかもしれない現場状況にあり、強い危機感を抱いています。
現場で災害が発生するのは、「不安全な環境」と「不安全な行動」 が重なった時です。昨年度発生した墜落災害をはじめとする、33件の労働災害も根本をたどれば、私を含む日本原燃社員や元請の皆さんが不安全な環境を排除出来ず、また、現場の監理・監督者が不安全な行動を防止出来なかったということが原因です。災害を二度と起こさないという強い意志を持って取り組まないといけないと思っています。
2025年度に、皆さんと一緒に重点的に取り組んだ重傷災害につながる可能性のある「高所および開口部作業」「重量物取扱作業」「電気作業」「掘削作業」、この4つの作業に対する現場確認の徹底の結果、これら4作業に係る重傷災害は、2024年度4件あったものが、2025年度は1件まで減少させることができました。皆さんのご協力に感謝申し上げます。26年度も「不安全な環境」排除のため、引き続き重症災害につながる可能性のある「高所および開口部作業」「重量物取扱作業」「電気作業」「掘削作業」、この4つの作業を中心に、すべての作業現場の確認とKYTの実施や現場指揮者の振る舞いの確認による「不安全な行動」を排除に取り組んでいます。今年度の労働災害の状況から、我々の確認はまだ不十分であるということをしっかりと受け止め、労働災害根絶に向けて、取り組みを続けていきましょう。
また、現場で実際に作業をしている方々が、「自分の身は自分で守る」という安全最優先の意識をもって行動できるように、元請の方々、安全担当の方々に、現場で指導していただくことも、重ねてお願い申し上げます。
ケガや災害は起こってからでは遅すぎます。働く人が、そして、その家族や同僚が痛い思い、つらい思いをしなくて済むように、当社のすべての作業現場において、不安全な行動を見つけたら、たとえ嫌われても、誰であろうと遠慮なく、その場で指摘し、是正させること、見て見ぬふりや放置をしないことを徹底し、皆の力で災害を未然に防ぎましょう。
当社で働く全ての方々が健康で安全に働くこと、皆さんが家族との時間を健やかに過ごすこと、朝「行ってきます」と家を出て、夜「ただいま」と帰ってくる、この当たり前のことが、毎日続くようにすることが最も大事であり、その環境を作る責任が、ここに集う私たちにあります。
本日お集まりいただいた皆さんは、日本原燃の工事管理員や各社の現場の責任者など指導的な立場にある方々ですので、労働災害を決して起こさないという強い信念を持って、リーダーシップを発揮して頂きたいと思います。
私たちが現場に密着することで「不安全な環境」と「不安全な行動」を排除し労働災害をなくす、これが、当社および元請の方々の責務だと思っています。
現場に不安全な環境や、作業手順自体にやりづらさを感じることがあれば、遠慮なくおっしゃってください。また、第一線で作業される方々に遠慮なく言うように指導してください。日本原燃が責任をもって現場の不安全な箇所を取り除き、やりづらい作業を改善します。
そうは言っても、なかなか言い出せないとお感じになる方もいらっしゃるかもしれません。私たちは、現場での気づきをCRに登録してもらう活動を行っています。直接言えなくても、CRとして登録いただくことで現場の改善につなげていきますので、CRに登録することの奨励をよろしくお願いします。
次に、交通安全についてお話しさせていただきます。
当社関係者の交通事故はここ5年間、平均で約48件、昨年度は44件発生しており、依然として数が減らない状況にあります。
今年度は、今日現在すでに7件、そのうち1件は、帰宅途中、スピードの出し過ぎにより車両を道路から逸脱させ、運転手を含む計6人が骨折等の重軽傷を負うといった、死亡事故に繋がりかねない事故でした。
交通事故は、その大小に関わらず、被害者、加害者両方に大きな傷を残すことになります。過去に、当社関係者が地域の方の尊い命を奪ってしまうという、大変悲惨な事故を起こしていることも忘れてはいけません。
私たちは、この安全大会において改めて交通死亡災害はもちろんですが、小さな事故が大きな事故につながるということも認識し、物損事故も含めて発生させないように皆さんでここで誓い合いたいと思っています。
昨年度、当社関係者が発生させた事故の約6割が“バックする時に、見るべき箇所を見落としていた”ということや、“安全確認をせずに車を発進させた”等、安全不確認によって発生しています。
これらの事故は、当社が2023年度以降、危険予知の習慣化と安全運転意識の向上を目的として推進している“コメンタリー運転”を適切に実施することで、確実に防ぐことができる事故だったと考えています。
労働災害同様、皆さんのリーダーシップの下で適切なコメンタリー運転を通じて、安全意識を高めていただき、すべての交通事故の撲滅に取り組んでいただくように、ぜひ、よろしくお願いいたします。
各事業の進捗に伴い、当社には、様々な工事や検査のため、新たに沢山の方々が全国から集まってきていただいています。その中には、現場作業経験、車の運転経験の浅い方、我々の現場や、この地域の気候に不慣れな方が沢山いらっしゃると思いますので、ここにいる皆さんが、そういった方々へも目を配り、労働災害、交通災害の防止に努めていただきますようよろしくお願いいたします。
結びに、本日のこの「全社安全大会」を契機に、ここ青森・六ヶ所の地で、「原子燃料サイクルを確立し、新たなエネルギーを生み出して、未来を切り拓く」という、我々の使命を改めて確認するとともに、「世界一安全な、世界一誇れるサイクル施設を作りあげる」という気概を持ち、働く全ての人々が心を一つに、「工事の安全と品質の向上と労働災害ゼロを実現」しましょう。
安全を最優先に「明るく、楽しく、元気よく!」を合言葉に、各事業の安全、安定運転に向かって、一緒に頑張りましょう。加えて、常に交通ルール、マナーを守り、思いやりのある安全運転にも徹して頂くよう、よろしくお願いいたします。
以 上
【全社安全大会の様子】
主催者代表挨拶(増田社長)
出席者全員による大会決議
出席者全員による唱和