2026年度入社式の実施について
当社は、2026年度の入社式を以下のとおり実施しましたので、お知らせします。
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日 時:2026年4月1日(水) 10:15~10:50
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場 所:六ヶ所村文化交流プラザ スワニー 大ホール
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新入社員:89名
- 主な内容:
- 辞令交付(新入社員代表)
- 社長挨拶
- 誓いの言葉(新入社員代表)
<社長挨拶>
本日ここに、若さと希望にあふれ、これからの日本のエネルギーを支えようという意欲にみちた89名の皆さんを、日本原燃の新しい仲間として迎えることができ、大変うれしく、そして、心強く思っています。本日お越しいただきましたご家族の皆さま、長年、手塩にかけて育ててきたお子さまが、晴れの門出の日を迎えられたことに、お慶び申し上げます。大切なお子さまを、当社は社会人として、全力で支えてまいりますので、今後とも、ぜひ温かく見守っていただけますよう、よろしくお願いします。皆さんは今日、日本原燃の社員として第一歩を踏み出すことになります。「やってやるぞ」というワクワクした気持ちも強いのではないかと思っていますが、一方で「社会人として、日本原燃の社員として、きちんとやっていけるのか」と不安な気持ちも当然あると思います。私をはじめ、役員、先輩社員、全員でしっかりとサポートすることをお約束しますので、どうぞ安心して、胸を張って会社生活をスタートしてもらいたいと思っています。
皆さんもご存じのとおり、イラン情勢の悪化・長期化により、石油の原料となる原油を積んだタンカーがホルムズ海峡を通れない状況が続いています。我が国は原油の9割以上を中東に依存しており、そのほとんどがホルムズ海峡を通過して輸入されることから、ガソリンなどの価格が高騰し、生活を圧迫する事態となっています。また、イラン情勢の悪化を受け、世界的にエネルギー資源の争奪戦が繰り広げられていることから、日本の発電量の約3割を占めるLNGの価格も高騰を続けており、電気料金の値上げも避けられない状況となっています。
現在、我が国のエネルギー自給率はわずか16%程度です。低いと言われる食料自給率でさえ38%あります。皆さんは、電気の無い生活に耐えられますか。暑ければクーラーを入れ、夜になれば明かりを点け、テレビを見て、スマホを充電するという当たり前の日常が、海外からの資源を絶たれてしまうと、途端に脅かされてしまう、これが我が国の現状なのです。加えて、近年急速に拡大するAIの普及やデジタル化の進展などを受け、 データセンタや半導体工場の増設に伴って今まで以上にたくさんの安定した電力が必要となっています。日本の明るい未来と人々の豊かな暮らしのために、 海外の情勢に左右されない国産の安定したエネルギーを増やすことが必要です。それを実現できるのが原子力発電であり、その原子力発電所を最大限活用するために、日本で唯一、我々の会社が行っている事業である原子燃料サイクルの確立が不可欠となります。
このような背景から、国は昨年、第7次エネルギー基本計画に「再生可能エネルギー、原子力など、エネルギー安全保障に寄与し、二酸化炭素を排出しない電源を最大限活用する」と明記し、我が国のエネルギーにおいて原子力が重要な電源であると明確に位置づけ、「可能な限り原子力への依存度を低減する」としていたそれまでの方針を大きく変更しました。また、「六ヶ所再処理工場とMOX燃料工場のしゅん工は、必ず成し遂げるべき重要課題であり、しゅん工に向け、官民一体となって責任をもって取り組む」こと、「ウラン燃料のサプライチェーンを確保するため、戦略的にウラン濃縮に関する技術を維持する」ことも、この基本計画の中に示されました。
まさに、当社事業そのものが、国の重要課題であると位置づけられたということに他なりません。我々は、これに応えるべく、現在、2026年度中の再処理工場、2027年度中のMOX燃料工場のしゅん工に向けて、電力会社、ゼネコン、メーカーなどとともに、オールジャパン体制で取り組んでいるところです。
皆さんは、このような世界情勢と日本のエネルギー確保の考え方が明確になり、当社が将来に向かって歩き出す、大変重要な年に入社されたことになります。私たち日本原燃は、「原子燃料サイクルを確立し、新たなエネルギーを生み出して、未来を切り拓く」というミッションを掲げておりますが、いよいよ、その重みを増し、日本の未来を背負う大変重要な事業で働くんだという誇りと気概を持って臨んでいただきたいと思っています。
アメリカ政府は今年に入り、濃縮、使用済燃料の再処理、燃料製造、廃棄物処理など原子燃料サイクル全体にわたる施設を「原子力ライフサイクル・イノベーション・キャンパス」として誘致する意向があるかを、各州に今年4月までに関心を表明するように通知を出しました。
アメリカでは昨年5月、原子燃料サイクル実現の政策策定のための大統領令が発令されていて、今回の通知はそれを受けた政府の政策の一環だと言われています。誘致する州には、雇用創出・インフラ投資など、様々な経済効果が期待されているということですが、それをすでに実現しているのが、ここ六ヶ所村です。六ヶ所村は、人口が約9,500人と青森県内でもさほど大きくない村ですが、1人あたりの市町村民所得は県内で1番高い村です。これはまさに、六ヶ所村と当社が共生し、ともに発展してきた証です。現在、当社は世界から注目される存在であり、世界のモデルケースとなる可能性も持っている会社だと考えています。また、六ヶ所村には当社施設の他、国家石油備蓄基地、メガソーラーや風力発電、核融合の研究施設といった様々なエネルギー関連施設が立地しており、世界でも類を見ない存在となっています。
世界からも注目されているこの六ヶ所の地で、日本のエネルギーを支える仕事を通じて、様々な経験をし、知見を広げ、若い力を存分に発揮していただくことを大いに期待しています。
次に、これは私が毎年、新入社員の皆さんにお話ししていることですが、今日から社会人として日本原燃の社員として歩み始める皆さんへ、私の期待する事項を3つお伝えします。
1つ目は、社会人として、日本原燃社員として恥ずかしくない、地域に信頼される立ち居振る舞いをして欲しいということです。
今日から皆さんは学生ではありません。一人ひとりが日本原燃そのものです。会社を背負っています。「さすが日本原燃」と言われるように、地域の方々に立ち居振る舞いを見せていただきたいと思っています。当社がこの地で事業を営むことができるのは、立地を受け入れてくださった六ヶ所村、そして青森県の皆さんのおかげだということを決して忘れないでください。
六ヶ所村をはじめとする地域の方々は一貫して当社の事業に理解を示し、応援してくれています。地域の皆さんの信頼を決して裏切ることのないよう、地域の一員として責任のある行動をお願いいたします。
2つ目は、一人ひとりが当たり前のことをきちんとやる「プロフェッショナル」になって欲しいということです。
まずは、現場と現物を自分のものにしてください。最初の3年は、先輩社員・上司に徹底的に何でも聞いてください。「何のために、この設備があるのか」、「何のために、この仕事をしているのか」、漫然と言われたことを行うのではなく、常に何のために行っている業務なのかを考え、疑問に思ったら即座に聞き、メモをとり、よく考えて、自分のものとしてください。もしかしたら、皆さんの問いかけで仕事がより良く変わるかもしれません。また、皆さんに聞かれた先輩は、皆さんに教えるために、もう一度業務の内容を確認し、新たな気付きを得ることができるかもしれません。
業務を深く理解し、納得しながら着実に一歩一歩進んでください。決して慌てることはありません。多少、時間がかかっても良いので、「楽しく」仕事をやりましょう。3年経ったら1つでも、2つでも良いので、この仕事だったら、新入社員に自分が教えることができるという、自信が持てるくらいのものを身につけるまで成長していただければと思っています。
3つ目ですが、職場に新しい風を吹き込んでください。
私たち社員は、一丸となって、働きやすく活気あふれる職場にしようと日々頑張っています。皆さんの若さと元気と熱意、そして問いかけが、職場に新しい風を届け、活気を生み出します。
活気ある職場は、自然とコミュニケーションが活発になり、その結果として、社員に心身の健康と安全、そして幸せをもたらします。そして「明るく、楽しい」職場になります。
先輩社員や上司も、皆さんの意見や問いかけにより、自分一人の考えに凝り固まることなく、柔軟な物の見方や考え方ができるようになります。
このような活発な職場のコミュニケーションを通して技術を継承しながら、「昨日より今日、今日より明日」と日々、社員一人ひとりが成長することで、日本原燃がより良い会社に育っていけると思っています。是非とも若い皆さんの力で会社を成長させてください。
この3つが、私からの期待事項です。
これから、皆さんが、それぞれの職場において、明るく、楽しく、元気よく成長してくれることを大いに期待しています。
私からの挨拶は以上です。本日は、入社おめでとうございます。
【入社式の様子】
●入社式の様子
●辞令交付の様子
●誓いの言葉の様子