2025年10月27日
日本原燃株式会社
再処理工場 ウラン・プルトニウム混合脱硝建屋(管理区域内)における協力会社社員の放射性物質の体内取り込みのおそれについて
10月24日(金)11時10分頃、再処理工場 ウラン・プルトニウム混合脱硝建屋 塔槽類廃ガス処理室において、高性能粒子フィルタの交換作業をしていたところ、作業エリア内の放射線環境を測定している可搬型ダストモニタの指示値の上昇を確認しました。
そのため、当該エリアで高性能粒子フィルタの交換作業を行っていた協力会社社員3名に対し、作業エリアから退出させた上で12時13分に身体サーベイエリア内でサーベイを実施したところ、半面マスクのフィルタ外側に汚染を確認しました。その内、2名が、汚染の拡大防止措置(テープによる固定)を行った後に呼吸を確保するため、一時的に半面マスクのフィルタを外していることを確認しました。
これを踏まえ、3名に対し鼻スミヤ※1を実施した結果、14時22分に、1名からα線を放出する核種が検出されました。
内部被ばくの有無等の詳細については、バイオアッセイ法※2により確認いたします。評価結果は判明次第速やかにお知らせします。
なお、本事象による他の協力会社社員への影響、周辺環境への影響はありません。
- 鼻スミヤ:
鼻腔内の汚染を確認し、放射性物質の取り込みの有無を推定する方法。 - バイオアッセイ法:
排泄物に含まれる放射性物質を測定することにより、摂取された放射性物質の量を推定する方法。
以上