発表•お知らせ
2022年4月1日

2022年度入社式の実施について

 当社は、2022年度の入社式を以下のとおり実施しましたので、お知らせします。

  1. 日  時:2022年4月1日(金) 10:00~10:20
  2. 場  所:六ヶ所村文化交流プラザ スワニー 大ホール
  3. 新入社員:80名
  4. 主な内容:
    • 辞令交付(新入社員代表)
    • 社長挨拶
    • 誓いの言葉(新入社員代表)

<社長挨拶要旨>

 本日、若さと希望、日本のエネルギーを支えようという意欲に溢れた80名の皆さんを、日本原燃の新しい仲間として迎えることができ、大変うれしく、また心強く思っている。
 社会人として一人前にやっていけるか不安もあると思うが、ワクワクした気持ちも強いのではと思う。人生において二度とない今の気持ちをずっと忘れずに、これからの会社生活を送ってほしい。

 先月16日、大きな地震が発生し、一部の火力発電所では運転できない状態となり、電力が不足し、たくさんの人々の生活に影響を与えることになった。突然、“当たり前”が当たり前でなくなってしまうということを身をもって経験したのではないか。

 エネルギーについてはもっと深刻な問題もおこっている。ロシアによるウクライナ侵攻により石油や天然ガスが高騰し、電気料金における燃料調整費が上昇するなど、我々の生活に大きな影響を与えている。いつも安価なエネルギーが使いたいだけ使えるという“当たり前”が当たり前ではなくなってしまう危険性が増してきている。

 我が国におけるエネルギーの自給率は、たったの12%であり、海外にエネルギーの供給を頼っている現状においては、国内での災害や海外での紛争に大きな影響を受けてしまうのが現実である。
 我が国にとって国産のエネルギーを増やすということは、当たり前の生活を続ける上で重要なことである。

 近年はカーボンニュートラルという言葉とともに、再生可能エネルギーである太陽光発電や風力発電など、CO2を発生させない自然エネルギーが脚光をあびている。CO2を発生させないという大きなメリットはあるが、季節や時間、気候などの影響を受けやすく安定した電力供給という面では心もとないものである。
 私は、CO2を出さず、電気を安定供給できるという点から、原子力が必要不可欠だと思っている。
 この原子力発電のメリットを最大限に生かすため、日本のエネルギー自給率を向上させるため、そして我々の当たり前の生活を守るためにも私たちが取り組んでいる原子燃料サイクルが絶対必要になる。当社は原子燃料サイクル確立を目指す国内唯一無二の会社であり、日本の将来の発展のため、そして地球環境をこれ以上悪化させないためにも、当社の使命は大変重要なものである。

 「原子燃料サイクルを確立し、新たなエネルギーを生み出して、未来を切り開く」という当社の使命を、今、この瞬間からしっかり心に刻み、「昨日よりも今日、今日よりも明日」と現状に満足することなく、常に自分に何ができるのかを考え行動し、日本の将来の発展のため、日本中の方々が当たり前の生活を取り戻せる様に、一緒に取り組んでいこう。
 今日から日本原燃の社員として、そして社会人として歩み始める皆さんへ、私の期待事項を3つお伝えする。
 1つ目に、社会人として、日本原燃の社員として、恥ずかしくない立ち居振る舞いをお願いする。地元の方々は私たちの立ち居振る舞いに注目している。さすが日本原燃の社員、と言われる行動をしていただきたい。当社がここで事業を営むことができるのは、立地を受入れてくれた六ヶ所村、そして青森県のおかげだということを決して忘れてはならない。
 2つ目に、一人ひとりが当たり前のことをきちんとやる「プロフェッショナル」となってほしい。最初の3年は先輩社員・上司に徹底的に何でも聞き、業務を理解し、納得しながら着実に一歩一歩進んで欲しい。3年経ったら、この仕事については、新入社員に自分が教えることができるという、自信が持てるくらいまでしっかりと地道に成長してもらいたいと思っている。
 3つ目に、職場に新しい風を吹き込んで欲しい。我々、社員一丸となって、働きやすく活気あふれる職場にしようと日々頑張っている。皆さんの若さと熱意、そして問いかけが、職場に新しい風を届け、活気を生む。
 そして、その活気は社員の心身の健康と安全をもたらし、社員全員の成長に繋がっていく。

 文化や技術を継承しながら、昨日より今日、今日より明日と、社員ひとり一人が成長することで、よりよい会社にしていきたいからこそ、若い皆さんの力が必要である。皆さんも先輩社員や上司の様々な意見に触れることで、自分一人の考えに凝り固まることなく、柔軟な物の見方や考え方ができるよう、自分自身にも新しい風を吹き込んで欲しい。

 今年は各事業部とも新たな局面を迎える大事な年です。新しい仲間である皆さんが、共に我々のミッションの達成に向けて挑み、成長してくれることを期待している。
 「明るく、楽しく、元気よく」、これからよろしくお願いする。

以上

辞令交付の様子

社長挨拶の様子

誓いの言葉の様子