2022年4月1日
2022年度「げんねん地域大使」任命式の開催について
当社は、2020年1月から、六ヶ所村で生まれ育ち、地域に深く根ざした社員や、スポーツ・文化活動等の社外活動を通じて六ヶ所村の皆さまと交流している社員を「げんねん地域大使」として任命しており、このたび、2022年度「げんねん地域大使」任命式を開催しましたのでお知らせいたします。
「げんねん地域大使」は、日常的な生活や活動の中で、地域の皆さまから寄せられた声を社内に届けたり、当社事業の状況を都度、地域の皆さまにお伝えするといった、地域と当社の橋渡しをする役割を担っております。
任命式では、2021年度の「げんねん地域大使」25名全員を改めて任命するとともに、2021年度の活動の振り返りや、2022年度の活動に対する意見交換会も実施いたしました。
引き続き、当社事業を支えていただいている地域の皆さまへの感謝の気持ちを忘れることなく、地域とともに発展できるよう、安全を最優先に、当社、グループ会社、協力会社が一丸となって操業に向けて取り組んでまいります。
【実施内容】
- 開催日
2022年3月31日(木) - げんねん地域大使
当社社員25名(事務系10名、技術系15名) - 社長挨拶(要旨)
2020年1月から「げんねん地域大使」の活動を開始して、今年で3年目となる。2021年度のメンバー全員が、2022年度も引き受けていただくこととなり、大変感謝している。
2021年度はコロナ禍により、思うような活動ができなかったと思うが、これから活動ができるようになった際には、ぜひ、活発に地域の方々と接する場所を作っていただきたい。どんな形でも接触していただき、いろいろなお話を伺い、お伝えすることが大切だと思っている。「伝える」ではなく、「伝わる」ことが重要であり、皆さんの言葉でお話しいただく方が、より説得力があり安心感もあると思っている。皆さんに期待している。
これまでも、会社の信頼に繋がる「げんねん地域大使」の活動ができていたと思っており、これからも引き続きよろしくお願いする。 - 2022年度「げんねん地域大使」任命式の様子
- 2022年度の活動に対する意気込み
〇田中 義也 大使「 私は、放射線に関する仕事をしている。放射線について不安に思うことなど、皆さまからご質問等があれば、丁寧に対応していきたい。例えば、「トリチウム」について、地域の方が誤解していた際には、私から「量より影響が大切」ということを分かりやすく伝えていきたい。
げんねん地域大使として、地域の皆さまと会社をつなぐ役割を大切にし、出会った際には、気軽に声をかけていただきたいと思っている。」〇舘花 琴美 大使「 毎年、泊地区で開催される伝統の祭り「泊例大祭」に踊り手として参加している。2020、21年は新型コロナウイルス感染拡大のため中止となったが、今年こそ参加して地域の皆さまとの交流を深めたい。また、村内清掃や農業ボランティアなど地域に関わるイベントを通じて、様々な業種の方ともお話ができたらと思う。げんねん地域大使として、地域の皆さまが当社に対して、気になること・心配されること等を耳にした際は、しっかり当社の対策や対応をお伝えしていきたい。
私の生まれ育った故郷・六ヶ所村には、豊かな自然と美味しい食べ物があるとともに、国内有数のエネルギー関連施設が立地しており、稀な地域だと考えている。そんな六ヶ所村で暮らし、働いていることへの誇りを持ち、六ヶ所村を歴史も含めて大切にしていきたい。」〇橋本 篤哉 大使「 昨年実施した村内中学校の現場視察会を継続し、新たな取り組みとして、村内小学校の高学年を対象とした現場視察会も実施したい。当社の現場を直接見て、自分の故郷に日本のエネルギーを支える施設があることを実感してもらいたい。
私は六ヶ所村に生まれ、村とともに歩み、2012年から六ヶ所村教育委員を務めている。学校と当社の懸け橋となり、故郷に恩返ししたいとの思いから、げんねん地域大使として活動している。六ヶ所村の未来を担う子どもたちのために、少しでも貢献できればと考えている。」〇杉山 真理子 大使「 げんねん地域大使の活動として、地域の声を傾聴することはもちろんだが、まずは子どもの学校生活やスポーツ等で関わる保護者の方々との交流を大切にし、身近な方が当社に対してどのように感じているのかなどを傾聴していきたい。当社が安全に操業を続けていくことが、この地域に住む方々のくらしを支える基盤になると思う。様々なコミュニティからのご意見に丁寧にお応えしていきたいと思っている。」〇立花 征士 大使「 げんねん地域大使活動は地元企業として重要だと思う。昨年、げんねん地 域大使の橋本さんが中学校に呼びかけて実現した視察会の感想が、中学校の文集に掲載されていた。その中で生徒さんが「日本原燃は私たちの生活に必要不可欠であり、とても身近な会社だと感じた」、「原燃と聞くと放射線が思い浮かび危険な施設だと思っていたが、実際は安全な施設だと分かった」との感想が掲載されていた。このように、子どものころから当社を視察することで、当社事業の理解がより深まると実感している。今年度は自分が携わっているPTA活動や六ヶ所村消防団活動を通じて、身近な人から当社事業の理解促進を広めていきたい。」〇種市 雄佑 大使「 コロナ禍のため、六ヶ所山岳会の活動が制限されており、地域の方々との触れ合いや当社に対するご意見を伺う機会は少ないが、げんねん地域大使として登山道の整備など山岳会の活動に積極的に参加し、村内の様々な活動における当社社員の関わりの強さをアピールしていければと考えている。
地域の方々に安心して生活してもらえるよう、「意見を伝えやすい大使」を目指して対話を深めたいと考えている。また、コロナ禍でも登山は密を避けてできる運動のため、地域の方々の健康にもつながる活動であることを情報発信し、少しでも六ヶ所村が活発になっていけばいいなと思う。」 - 意見交換会で紹介された2021年度「げんねん地域大使」の活動
- 安全性向上対策工事等の増加に伴い、通勤車両が増加。交通渋滞解消の要望があったため、渋滞状況や原因を確認し、大型車両通行禁止の時間帯を設ける等の対策を行い、問題解決につなげることができた。
- 次世代層に日本原燃の事業を学んでほしいとの声があり、村内の中学生に対して、サイクル施設の視察会を開催。エネルギーの重要さや原子燃料サイクル事業の紹介を行った。
以上