2021年度全社安全大会の実施について

　当社は、当社社員、グループ会社社員、協力会社社員の労働安全および品質に関わる意識の高揚を図ることを目的に、以下のとおり2021年度全社安全大会を開催しましたので、お知らせします。

概要

【社長挨拶概要】

○6月に当社業務の関係者による通勤途上の交通死亡災害が2件発生しております。お亡くなりになった方々のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
　このような大変痛ましい事故を、1か月足らずの間に2件も発生させ、尊い命を奪ってしまったことは、安全を最優先に位置づける当社の事業の根底を揺るがしかねない、極めて深刻で由々しき事態であると受け止めています。
　今回の事故は、いずれもいつもと同じ行動の中で起きてしまったということを考えると、防ぐことができたのではないかと思わざるを得ず、悔やんでも悔やみきれません。一人ひとりが決して他人事と思わず､自分自身の問題として受け止めなければならないと思っています。
　事故を防ぐために何よりも重要なのは、ハンドルを握る人一人ひとりの行動であるということを忘れてはいけません。ちょっとした不注意、油断が人を不幸にしてしまう可能性があります。誰もが事故の加害者にも被害者にもなりうるという現実をしっかりと受け止めて、業務中、通勤時、プライベートを問わず、車のハンドルを握る時には常に交通ルール、マナーを守り、安全運転に徹するよう、すべての働く人に対してこれまで以上に強くご指導頂きますよう、お願いいたします。

〇私たちの職場での労働災害発生状況は、2018年度に23件、19年度に28件、20年度に40件と、この3年間残念ながら増加傾向が続いていますが、本年度も6月末時点で7件の労働災害を起こしています。
　昨今の労働災害に共通する大きな要因に、「現場において守るべき基本的なルールが守られていないこと」「現場において不安全な環境が放置されたまま作業が行われていたこと」が挙げられます。
　本年度は、「①基本的なルールを守らない不安全な行動による労働災害を起こさないこと」と「②不安全な環境を発見したら、放置せず速やかに措置を講ずること」の2つを、重要な取り組みとしております。
　ケガをしたり、重篤な災害を起こしてからでは遅すぎます。働く人が痛い思い、つらい思いをしなくて済むよう、当社のあらゆる作業現場において、不安全な行動や、不安全な環境を見つけたら、誰であろうと遠慮なくその場で指摘し、是正する、見て見ぬふりや放置をしないなど、真剣に取り組んで頂くよう、お願いいたします。

〇当社で働く全ての方々が健康で安全に働くこと、朝「行ってきます」と家を出て、夜「ただいま」と元気な声で家族のもとへ帰宅すること、この当たり前のことが日々続くようにすることが安全の基本であり、最も大事なことであると考えています。
　昨年度より、設備や作業の安全性の向上や現場の改善につなげるため、現場での気づきを収集する活動を始めました。皆さんの気づきを現場にしっかり反映し、当社が責任をもって、安全に、安心して働ける現場環境に変えていきます。
　工事を正しく、安全に実施出来れば、当然品質も向上すると確信しています。当社社員と協力会社の皆さんと一緒になって、一人ひとりが基本動作を徹底し、現場における小さな危険や気付きを共有し、現場の改善、安全な現場作りに取り組んでいきましょう。

〇本日のこの「全社安全大会」を契機に、ここ青森・六ヶ所の地で、「原子燃料サイクルを確立し、新たなエネルギーを生み出して、未来を切り拓く。」という、我々の使命を改めて確認するとともに、｢世界一安全な、世界に誇れるサイクル施設を作りあげる。｣という気概を持ち、働く全ての人々が心を一つに、「工事の安全品質の向上と労働災害ゼロの実現」に向かってしっかりと取り組んで行きましょう。

　安全を最優先に「明るく、楽しく、元気よく！」を合言葉に、各事業の安全、安定運転に向かって、一緒に頑張りましょう。そして何より、常に交通ルール、マナーを守り、安全運転に徹して頂くよう、よろしくお願いいたします。

以　上

【全社安全大会の様子】

社長挨拶

出席者全員による大会決議