発表•お知らせ
2021年1月6日

2021年 社長年頭挨拶(要旨)

 昨年は、再処理事業、廃棄物管理事業および燃料製造事業の事業変更許可という成果を上げ、濃縮事業では生産運転再開に向けた設工認の第4次申請、埋設事業では事業変更許可の取得に向け、大きく一歩前進することができた1年でした。これらは皆さんのおかげであり、心から頼もしく思う。

 また、原子力業界にとって大きな動きのあった1年でもあった。我々の再処理事業、廃棄物管理事業および燃料製造事業の許可に加え、むつ市にあるリサイクル燃料備蓄センターの事業変更許可や北海道の2町村における高レベル放射性廃棄物の地層処分に関する文献調査の開始、また2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする2050カーボンニュートラルの表明など、我々の事業を取り巻く環境も大きく動き始めた。今年は、この動きの中で、原子燃料サイクルの確立、原子力の必要性の再認識に向けて、世の中が進んでいくことと期待している。

 このような中、今年は、我々全員の心をひとつにして力を合わせ、現場に軸足を移し、さらに力強く歩みをはじめる。そんな年にしたいと思っている。
 具体的な目標は、再処理事業、廃棄物管理事業および燃料製造事業では、設工認申請、使用前事業者検査とともに、本格的な現場の工事を計画どおりに進めていくこと、濃縮事業では設工認および生産運転再開に向けた新規制基準への適合工事を着実に進めること、埋設事業では事業変更許可を早期に取得し、本格工事を開始することである。

 これらを着実に実施し、事業を推し進めていくために、何よりも安全を最優先し、労働災害を起こさない、現場でけが人を出さないという覚悟を持って、仕事に臨んで下さい。現場から不安全な環境と不安全な行動を排除するために、現場に足を運び、協力企業の方々と話をし、実践することを期待している。

 今年は、我々が着実に歩みを進める年とすべく、関係会社・協力会社を含め各職場において、ぜひ「伝わるコミュニケーション」を実践し、情報や意思を確実に共有することをお願いする。そして、「明るく、楽しく、元気よく」を合言葉に、働きやすく活気あふれる職場にしていこう。

以 上