発表•お知らせ
2020年4月1日

2020年度入社式の実施について

 当社は、2020年度の入社式を以下のとおり実施しましたので、お知らせします。

  1. 日 時:2020年4月1日(水) 10:00~10:20
  2. 場 所:再処理事業所 体育館
  3. 出席者:増田社長ほか約90名
    ※新入社員81名(うち、1名欠席)
  4. 主な内容:
    • 辞令交付(新入社員代表)
    • 社長挨拶
    • 誓いの言葉(新入社員代表)

<社長挨拶要旨>

 本日、若さと希望に満ち溢れた81名の皆さんを、日本原燃の新しい仲間として迎えることが出来たことを大変うれしく、心強く思っている。
 社会人として第一歩を踏み出すにあたり、不安な気持ちと、ワクワクする気持ちを持っていると思うが、人生において二度とない今の気持ちをずっと忘れないでいてほしい。

 現在、新型コロナウィルスの感染が世界的に拡大し、日本国内でも日常生活に大きな影響が出ている。青森県でも発症者が出ていることから、当社はグループ企業社員も含めて、衛生面での対策に全力で取り組んでいるところである。
 本日の入社式もコロナ感染対策を踏まえ、規模を縮小しての開催としたことを理解いただきたい。

 2011年3月11日の東日本大震災を機に、日本のエネルギー事情は大きく変わったが、皆さんが、この日本原燃に人生を託し、自らの力を発揮し、社会に貢献する場所として選んでくれたことを大変誇りに思う。

 日本のエネルギー自給率は、原子力を除くと約8%しかない。自給できていないと言われる食料でさえも約40%あることからも、エネルギーが危ういことが分かる。一方、海外に頼っているエネルギー源である石油は、日本に来る原油の約8割は中東のホルムズ海峡を通って来るため、中東情勢等により、大変不安要素を抱えている。また、日本に備蓄している石油は、当社の隣にある「むつ小川原国家石油備蓄基地」をはじめ、全国に10箇所あるが、国内で使うとわずか130日分しかない。
 豊かな暮らしのためには、エネルギーの安定供給が重要であり、そのためには原子力が必要だと確信している。
 原子力発電の燃料となるウランは、100年程度でなくなることが予想されているが、原子力発電所が再稼働することによって原油への依存が減り、エネルギーの安定性は増すことになる。さらに、燃料をリサイクルすることで原子力は国産エネルギーと位置付けることが可能となる。まさにこの燃料のリサイクルを行うことが当社の存在意義となる。
 「原子燃料サイクルを確立し、新たなエネルギーを生み出して、未来を切り拓く」という我が社のミッションを、今、この瞬間から、しっかり心に刻んでほしい。

 新入社員の皆さんに、期待することとして、1つ目は、社会人として、日本原燃の社員として恥ずかしくない、立ち居振る舞いをお願いする。地元の方々は私たちの立ち居振る舞いに注目している。さすが、日本原燃の社員と言われる行動をしていただきたい。
 2つ目は3年で現場と現物を自分のものにしてほしい。最初の3年間は先輩社員にしっかりと物を教わりながら、じっくりと腰を据え、まずは徹底的に現場と機器を覚えていただきたい。3年経ったら、自分で考え、行動が出来るようなプロフェッショナルを目指していただきたい。
 3つ目は、職場に新しい風を吹き込んでほしい。職場を活性化させ、皆さんとともに社員全員が成長していくこと、そして文化や技術を継承しながら、より一層よい会社にしていくためには若い力が必要である。皆さんの若さと熱意で職場に新しい風が生まれることを期待している。

 皆さんをこの日本原燃に新しい仲間として迎え、共に我々のミッションの達成に向けて挑み、成長していくことを嬉しく思う。
 「明るく、楽しく、元気よく」これからよろしくお願いする。

以上

辞令交付の様子

社長挨拶の様子

誓いの言葉の様子