発表•お知らせ
2018年9月13日

日本ガイシ株式会社および日立化成株式会社による不適切行為に係る対応について(健全性確認結果)

 2018年5月23日、日本ガイシ株式会社は「がいし」等の製品において、顧客との契約で定められた受渡検査に関して不整合があったことを公表しております。また、同年6月29日には、日立化成株式会社は名張事業所において生産している産業用鉛蓄電池の一部製品において、検査成績書に不適切な数値の記載等を行っていたことを公表しております。
 当社は両社の公表を受け、両社の製品ともに、当社施設への影響について、それぞれ確認作業を進めてまいりましたが、施設の安全性への影響について問題がないことを確認しましたので、お知らせいたします。
 なお、当該製品については、継続して使用することとしております。

 主な調査結果は以下のとおりです。

<日本ガイシ製品の調査結果>
○再処理工場、高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターおよびウラン濃縮工場の電気設備において使用
○電気設備の健全性を確保するための「電気設備に関する技術基準を定める省令」の「機械的強度」および「絶縁性能」を満足していることを契約先メーカが評価し、評価内容について当社が確認

<日立化成製品の調査結果>
○使用済燃料受入・貯蔵建屋、使用済燃料輸送容器管理建屋、分離建屋および低レベル廃液処理建屋において、制御弁式据置鉛蓄電池※1およびベント形据置鉛蓄電池※2を使用
○「蓄電池容量」の要求性能を満足していることを契約先メーカが評価し、評価内容について当社が確認

  • 制御弁式据置鉛蓄電池:
    電解液を電極板に染み込ませるなどして密閉させた構造の鉛蓄電池
  • ベント形据置鉛蓄電池:
    電解液の入った電槽(電解液と電極を入れる容器)に電極板が挿入されている鉛蓄電池
以上