品質保証大会の実施について
当社は、新年度を迎えるにあたり、社長より、2018年度の品質方針を当社社員および協力会社社員に周知・徹底するため、以下のとおり品質保証大会を実施いたしましたのでお知らせします。
概要
日時 | 2018年4月17日(火) 10:30~11:20 |
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場所 | 本社 体育館 |
出席者 | 社長、安全・品質本部長および各事業部長、協力会社の現地所長 他 |
参加人数 | 約2,000名(当社・協力会社合計) |
主な内容 | ○社長挨拶 ○各事業部における重点項目の紹介 ○当社社員からの決意表明、協力会社からの協力表明 ○品質方針の唱和 [品質方針] 1.安全を最優先する 2.法令およびルールを遵守する 3.品質マネジメントシステムの重要性を認識し、有効性を継続的に改善する 4.迅速な通報連絡および積極的な情報公開を実践する 5.お客様の期待に応える |
<社長挨拶要旨>
○QMSの改善活動
当社は一昨年12月に原子力規制委員会から報告徴収命令を受け、全社を挙げて品質保証活動の改善に取り組んできた。
昨年8月からの平成29年度第2回保安検査等において、再処理工場の非常用電源建屋への雨水浸入などの問題に対して、厳しい指摘を受けた。
当社として、この問題を重く受け止め、事業者対応方針を策定するとともに、協力会社の力を借りながら、様々な改善活動に全社一丸となって取り組んできた。
取り組みの結果、安全上重要な設備の健全性を確認するとともに、保守管理に係る改善を実施することができた。また、全数把握で現場の状況を体で感じることによって、現場対応者の「モノを見る感度」、「確認する意識」が高まりつつあるとともに、それが個々人の意識に止まらずに、これらを「モノの見方」として整理したり関係マニュアルに反映するなど、再処理事業をはじめとする各事業における改善活動は、確実に進んでいると判断した。
これらの状況については、4月4日の原子力規制委員会の場で説明し、適合性審査の再開が了承された。そして、昨日、再処理工場等の補正書を提出した。
「気づく力」が本当に一人一人に浸透するにはまだまだ長い道のりを乗り越えていく必要がある。そのためにも、保安問題への改善活動はいささかも手を抜くことなく、さらに継続していかなければならない。
○現場安全
膨大な工事、設備点検などの作業が輻輳する中、原子力安全、そして作業安全を守ることが何よりも重要。
工事着手にあたっては、基本動作の徹底、「3H(初めて、変更、久しぶり)作業の注意」が重要である。
原点は、「自分自身は自分で守る」という強い信念をもつこと。改めて手綱を締めなおして、”ゼロ災害”を達成しよう。
○コミュニケーションについて
「QMSの改善」、「安全・品質確保」の前提は、社員、協力会社、当社のプロジェクトに係る方々全員のコミュニケーションが重要と考える。
今後、工事が本格化すると、多い時期には数千人もの人々が働く現場で、お互いにコミュニケーションをとりながら「安全最優先」の意識を共有しなければならない。
そのためにもすべての作業に携わる方々が、進んで声を掛け合うことなどを是非実践してほしい。
○最後に
現在も継続して取り組んでいる改善活動だが、この改善という活動には終わりはなく、これらの活動を組織全体、協力会社を含めた当社プロジェクトに関わる方々全てに対し、より一層浸透させ、継続的な安全性向上に全社をあげて取り組んでいく必要がある。
「安全および品質の向上は最大の経営課題」であるということを、改めて述べさせていただきたい。
力をあわせて一緒に頑張って行こう。
<品質保証大会の様子>


