2026年2月25日
日本原燃株式会社
日本原燃株式会社
ウラン濃縮工場における生産の一部停止について(原因と再発防止対策)
当社は、2026年1月24日にウラン濃縮工場のカスケード設備(RE-2A:150tSWU/年の設備)で、遠心分離機の異常から設備内の圧力が上昇し、生産を一部停止した事象について、原因と対策を取りまとめました。
設備の安全運転および生産継続上の問題がないことを評価したことから、今後、準備が整い次第、生産を開始します。
なお、本事象に伴う放射性物質の放出は無く、周辺環境への影響もありません。
1.一部カスケード設備の圧力上昇の原因
①1台の遠心分離機が故障し回転体が停止したため、停止電流が流れて過電流が発生
②発生した過電流により、配線用遮断器が自動的に作動
③当該配線用遮断器経由で給電を受けている一部カスケード設備内の複数の遠心分離機が給電喪失
④給電喪失により、故障した遠心分離機以外の複数の遠心分離機の回転速度が低下
⑤回転速度の低下により供給した六フッ化ウランガスが一部カスケード設備内に滞留し圧力が上昇※
※圧力が上昇傾向であったことから、設備保護の観点でインターロックが作動する前に、あらかじめ一部カスケード設備の生産を停止(「A情報:カスケード設備の生産の停止」)
2.再発防止対策
給電喪失による遠心分離機の回転速度低下に伴い、系内圧力の変動が誘発されることから、配線用遮断器の作動により回転速度が低下した遠心分離機を早期に復旧させる必要がある。そのため、以下の2点を有効に実施できるよう、設備の取り扱い手順書を改善するとともに運転員への教育を実施した。
①より早期に故障機を特定して隔離する
②回転速度が低下した故障機以外の遠心分離機を、可能な限り早期に給電状態に復帰させ、カスケード設備内の圧力変動を緩和する
以上