2024年12月23日
日本原燃株式会社
六ヶ所ウラン濃縮工場における供給確保計画の認定について
当社は、「経済施策を一体的に講ずることによる安全保障の確保の推進に関する法律(以下、本法律)」により、特定重要物資に指定されているウランに対する供給確保計画を策定し、本日、経済産業大臣から認定をいただき、国から助成を受けることとなりました。
現在、我が国の原子力発電で使用するウラン燃料は海外から調達しており、自律的なサプライチェーンの確保が求められていることから、2024年2月2日、本法律に基づく特定重要物資にウランが指定されました。
また、2024年3月29日、経済産業省が定める「重要鉱物に係る安定供給確保を図るための取組方針」が改定され、「エネルギーミックスにおいて、原子力発電は2030年に総発電電力量の20~22%確保を見通しており、国内で一定程度のウラン燃料の供給を実現し、同志国の供給能力の動向をはじめとする国内外の情勢も勘案しつつ、安定的かつ自律的に国内需要を満たす相当程度のウラン燃料供給を目標とする」という記載が追加されています。
当社は、国内で唯一、原子力発電で使用するウラン燃料のための濃縮ウランの生産事業に取り組んでいます。本認定による国の助成を受けながら、生産規模を拡大し、安定的な供給体制を実現することで、日本のエネルギーセキュリティに貢献してまいります。
【供給確保計画の概要】
- 〇特定重要物資等の安定供給確保に関する目標
ウラン濃縮工場における濃縮ウランの生産規模を450tSWU/年※へ拡大 - ※日本の電源構成で原子力発電比率が20-22%の場合の約15%の国内需要量に相当
- 〇目標達成に向けた主な取組内容
新型遠心機の製造および据付け等
- 〇助成額
約100億円
- 〇認定日
2024年12月23日
以上