2022年10月19日
報道関係各位
日本原燃株式会社
再処理工場 高レベル廃液ガラス固化建屋における供給液槽の
安全冷却機能一時喪失事象の検査指摘事項該当について
2022年7月2日に発生した再処理工場の高レベル廃液ガラス固化建屋における供給液槽の安全冷却機能一時喪失事象(核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第62条の3に基づく報告事象)について、10月14日に検査指摘事項該当の可能性がある旨をお知らせしておりましたが、本日、原子力規制委員会で「検査指摘事項※1(追加対応なし)/SLIV※2(通知なし)」に該当すると報告されました。
本事象については、原因と対策を取りまとめ、7月19日に原子力規制委員会、青森県ならびに六ヶ所村に報告し、9月5日に報告書を補正しております。
9月末までに完了予定としていた対策については全て完了しており、年内には全ての対策を完了する予定です。
引き続き、本事象に係る対策をしっかりと講じて再発防止に努めてまいります。
※1 検査指摘事項
検査指摘事項 (追加対応あり) |
安全確保の機能又は性能への影響があり、安全裕度の低下は小さいものの、規制関与の下で改善を図るべき水準 |
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安全確保の機能又は性能への影響があり、安全裕度の低下が大きい水準 | |
安全確保の機能又は性能への影響が大きい水準 | |
検査指摘事項 (追加対応なし) |
安全確保の機能又は性能への影響があるが、限定的かつ極めて小さいものであり、事業者の改善措置活動により改善すべき水準 |
※2 違反の深刻度レベル
SLI | 原子力安全上又は核物質防護上重大な事態をもたらしたもの、又はそうした事態になり得たもの |
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SLII | 原子力安全上又は核物質防護上重要な事態をもたらしたもの、又はそうした事態になり得たもの |
SLIII | 原子力安全上又は核物質防護上一定の影響を有する事態をもたらしたもの、又はそうした事態になり得たもの |
SLIV | 原子力安全上又は核物質防護上の影響が限定的であるもの、又はそうした事態になり得たもの |
以下の項目をすべて満たしている場合は、SLIV(通知なし)
- ○既に、再発防止のため改善措置活動(CAP)など適切な是正が行われている。
- ○当該検査指摘事項等が特定された後で速やかに法令要求等を満足する状態に回復している又はその見込みがある。
- ○当該検査指摘事項等が不適切な是正処置又は予防処置の結果として再発したものではない。
- ○当該検査指摘事項等に意図的な不正行為は含まれない。
以上