発表•お知らせ
2018年4月20日
報道関係各位
日本原燃株式会社

再処理事業所 屋外貯蔵所(敷地内西側)における軽油の漏えいの原因と対策について

 2018年2月1日(木)に発生した再処理事業所 屋外貯蔵所(敷地内西側)における軽油の漏えい(2018年2月1日お知らせ済み)について、その後、本事象が発生した原因について調査を行ってまいりましたが、本日、原因および今後の対応を取りまとめましたので、お知らせいたします。

原因

 軽油が漏えいした直接原因は、除雪作業中にホイルローダのバケット部を軽油ドラム缶に接触させたことです。
 また、ホイルローダを使用して軽油ドラム缶近傍の除雪を行った背景として、軽油ドラム缶に影響を与えるおそれのある除雪作業を管理するルールを定めておらず、軽油ドラム缶損傷防止に対する配慮が不足していたことが根本原因であると判断しました。

再発防止対策

 機械を使用して屋外貯蔵所の除雪を行う場合は、軽油ドラム缶に損傷を与えないよう事前に作業計画書を作成し、安全対策が十分であることを確認したうえで作業することをルールとして定め、関係者への周知・徹底を図りました。
 また、軽油ドラム缶を安全に管理するための更なる改善として、2018年度上期を目途に、屋内貯蔵所を新設する計画としております。

2018年2月1日にお知らせした内容

 2月1日、11時40分頃、再処理事業所屋外貯蔵所敷地内西側(非管理区域)において、当社社員がホイルローダにて除雪作業を行っていたところ、ホイルローダのバケット部を誤って屋外貯蔵所に貯蔵している軽油ドラム缶に接触させ、ドラム缶1本(200リットル)が破損し、雪上に軽油が漏えいしました。
 漏えいした軽油は、万一の際の緊急対策用資機材の運搬用車両などの燃料として貯蔵(200リットルドラム缶×219本)していたものであり、漏えいした軽油の量は最大200リットル程度と推定しています。
 なお、雪上に漏えいした軽油の回収作業を終了し、土への軽油の浸透がないことを確認するとともに、念のため周辺への中和剤の散布も行っています。
 敷地外への軽油の漏えいは確認されておらず、環境への影響はなく、また、けが人もありません。

以上