発表•お知らせ
2016年3月31日
報道関係各位
日本原燃株式会社

「東京電力株式会社柏崎刈羽原子力発電所で確認された不適切なケーブル敷設に係る対応について(指示)」に係る経過報告書の提出について

 当社は、原子力規制委員会からの指示文書「東京電力株式会社柏崎刈羽原子力発電所で確認された不適切なケーブル敷設に係る対応について(指示)」(平成28年1月6日)に基づき、これまでの調査状況を取りまとめ、経過報告として、本日、同委員会に提出しましたのでお知らせいたします。

 これまでに調査対象の12建屋のうち8建屋および制御建屋の中央制御室等の床下の調査が完了し、法令に違反するケーブルの敷設がないことを確認しましたが、制御建屋の中央制御室等の床下において、社内基準を満たさない不適切なケーブルの敷設351本を確認いたしました。
 これらのケーブルはすべて計装・制御系のケーブル(主にLANケーブル、通信ケーブル等)であり、安全上の影響はないものと評価しておりますが、安全上重要な施設のケーブルと同等の設計・施工がなされたケーブル(計36本)については、優先して適切な状態となるよう処置を行ってまいります。なお、処置が完了するまでの間は、使用停止等の措置を実施しています。
 引き続き、調査が完了していない建屋について調査を進めるとともに、不適切なケーブル敷設について、原因調査・再発防止対策に取り組んでまいります。
 また、品質マネジメントシステムの検証については、工事に係る手順等が安全機能に影響を与えることがないよう規定されていることを確認いたしました。現在、実際に行われた工事についての確認も実施しており、最終報告時に検証結果を報告いたします。

  • ※制御建屋:
    再処理工場の各工程の運転・監視を集中的に行う中央制御室のある建屋
以上