発表•お知らせ
2026年9月25日

定例社長記者懇談会挨拶概要

 本日は、「再処理の新規制基準対応状況」、「次世代層への理解活動」について、ご報告させていただきます。

再処理の新規制基準対応状況

 まず、「再処理の新規制基準対応状況」です。
 9月7日に開催された審査会合では、「設工認の補正・認可に向けた取組状況」や「確認運転の実施」などについて説明しました。
 「設工認の補正・認可に向けた取組状況」については、これまで審査会合で議論してきた設計ルールの技術的な根拠や詳細を整理するとともに、発電炉には無い再処理特有の設備を含めた技術的な根拠や詳細を整理し、補足説明資料に取りまとめたものから、ほぼ計画通り提出できていることをご説明しました。
 また、新規制基準の主な条文の補足説明資料の構成や内容についてヒアリングで順次確認をいただいていること、補足説明資料は認可を受けるまで継続して精査していくこと、現時点で新たな論点はないことをご説明しました。
 規制庁からは、「補足説明資料を計画的に準備すること」とのコメントをいただきました。当社としては、補足説明資料の提出にあたり、これまでに作成した資料を最大限活用するなど効率的に準備を進めてまいります。
 「確認運転の実施」については、再処理工場の停止期間が長期化していることを踏まえ、リスクを低減するための溶液・廃液処理をしゅん工前から実施すること、信頼性を高める取り組みとして、設備の健全性確認、ガラス固化の処理能力の確認を行うことを考えているということを説明しました。
 規制庁からは、「しゅん工前に確認運転を実施するにあたり、新規制基準適合との関係や保安規定、使用前事業者検査に係る手続きについて、引き続き必要な整理を進めること」とのコメントをいただきました。
 9月7日の審査会合では、信頼性を高める取り組みとして、確認運転を行うことを説明しましたが、まずは、使用前事業者検査として漏えい確認を実液を用いて行うこととし、そのうえで安全確保を前提として、漏えい確認の範囲で、溶液・廃液処理によるリスク低減を行うこととしました。また、実液を用いた漏えい確認を実施するために必要な保安規定等の変更の手続きを行うことについて、10月2日の審査会合でご説明したいと考えています。
 設備の健全性確認を行うことに向けて、どのような条件で、どのような範囲で処理するのかなどを規制庁と議論したいと考えています。
 この議論の結果を踏まえ、しゅん工工程への影響を見極めてまいります。
 引き続き、安全を最優先に、オールジャパン体制でしゅん工・操業に向けて取り組んでまいります。 

次世代層への理解活動

 次に、「次世代層への理解活動」についてです。お手元の資料をご覧ください。
 当社は、次世代を担う青森県内の学生、生徒を対象として、放射線に対して興味を持ち、科学する心を育んでいただく「放射線出前授業」や、原子力や原子燃料サイクルをはじめとしたエネルギーについて幅広く学ぶ「エネルギー出前講座」を2006年度から実施しており、これまでに600回以上、延べ4万人を超える学生・生徒さんに受講いただきました。
 8月からは、このエネルギーに関する講義に、すごろく型の教材を導入しました。これは、火力・水力・原子力・再生可能エネルギーの発電方法のメリット・デメリットや、エネルギーミックスの重要性を楽しみながら、学ぶことができるすごろくです。
 導入にあたり、小・中・高・専門学校で試運用を行ったところ、全年代で理解度の向上が確認できたことから、エネルギーミックスを学ぶ教材として、今後、積極的に活用していこうと考えています。
 青森県内の教育関係の皆さまにも、ぜひご紹介したいと考えています。この場をお借りして周知させていただきます。ご連絡いただければ、いつでも我々がこの教材をお持ちします。
 本教材は、弘前第一中学校の神田昌彦教諭ならびに、弘前大学の日景弥生名誉教授が共同開発し、黒石高校の情報デザイン科の生徒さんたちにデザインをしていただきました。
 開発にご協力いただいた皆さまに、この場をお借りして、改めて御礼申し上げます。
 当社事業は、地域の皆さまの信頼があって成り立つものであり、長年にわたって支えていただいている地域の皆さまへの感謝の気持ちを忘れることなく、これからも地域とともに歩み続け、地域の発展に貢献してまいります。

 本日、私からは以上です。