発表•お知らせ
2026年1月28日

定例社長記者懇談会挨拶概要

 本日は、「再処理およびMOXの設工認対応状況」と、今年最初の懇談会となりますので、「今年の抱負」を述べさせていただきます。

設工認対応状況

 まず、「設工認対応状況」です。
 再処理は、耐震設計および構造設計について、昨年12月までの審査会合で全体計画における説明ステータスの第1段階である「防護対象・設計対象施設の特定、基本的な設計の考え方および設計プロセス」の説明を概ね完了したことから、現在、次回の審査会合に向けて、第2段階である「設計プロセスに基づく具体的な設計および評価」について、ヒアリングでの説明を重ねています。
 第2段階の説明は、代表設備と代表以外の設備にステップを分けており、代表設備の具体的な設計および評価の説明を優先的に進めています。代表設備について説明し、ご理解をいただければ、それ以外の設備は評価結果を示していくという形で進めることができると考えておりますので、3月までに全ての説明を終えられると見込んでいます。
 MOXは、昨年12月の審査会合で第3回設工認について全ての説明を終了したことから、これまでの議論の結果を補正書に反映する作業を進めており、準備ができ次第、規制庁に提出したいと考えています。第3回の補正申請後は、早期に認可を取得できるよう、丁寧に説明してまいります。
 引き続き、安全を最優先に、オールジャパン体制でしゅん工・操業に向けて取り組んでまいります。

今年の抱負

 次に、「今年の抱負」を述べさせていただきます。
 今年は、各事業とも「長期にわたり、安全に操業するための準備を整える年」になると考えています。
 再処理は、審査から次のステップへと着実に進めていきたいと思っています。具体的には、設計で約束したことが現場の設備に確実に反映されていることを確認するための検査と、設計を基に設備の運用を決める保安規定の改定を行います。
 万が一に備えた重大事故等対処訓練により現場力を高めるとともに、保安規定で定めたルールに従って、事故への対処ができることも検査で確認することになります。操業後を見据え、設備を適切に維持管理するための保全や運転員の技術力の維持・向上のための教育・訓練など、当社と協力会社が一体となって取り組み、自信を持って運転できる体制を構築してまいります。 
 MOXは、2027年度中のしゅん工に向け、第4回設工認の申請と認可取得に取り組むとともに、機電工事を着実に進めていきます。現場では、工事と並行して、設置した機械・電気の設備に電源が供給され、設備が活きた状態に変化し、機器単体や系統単位での試験を実施する段階へと移行します。
 しゅん工後の安全・安定操業に向けた準備として、フランス・オラノ社のメロックス工場で運転員を育成する訓練ができる環境も整えたいと思っています。 
 濃縮は、昨年、生産規模を年間150トンまで拡大しました。今後、濃縮ウランの更なる生産規模の拡大に向け、安全最優先で遠心機の更新工事を進めていくとともに、これまでの運転経験を踏まえ、最適な現場環境に改善してまいります。
 濃縮ウランの供給や活用は国際的にも重要度が増しており、引き続き、ウラン濃縮技術の維持・向上に努め、我が国のエネルギーセキュリティの確保に貢献してまいります。
 埋設は、引き続き、廃棄体を受入れ、定置する作業を安全に継続してまいります。また、今年は、1号埋設施設の覆土作業が始まります。初めての作業となりますので、安全最優先で進めるとともに、覆土は、今後、長期的に続く仕事でありますので、現状の方法に満足することなく、現場・現物を見ながら、より良い方法を追求し、1号、2号、3号埋設施設の覆土作業を改善していきたいと考えています。
 このように、各事業が、今年の目標達成に向けて取り組んでいく中で、何よりも大切なのが「現場の安全」です。労働災害を撲滅するために、現場から「不安全な環境」と「不安全な行動」を徹底して取り除き、現場の安全を確保してまいります。
 お手元の資料をご覧ください。今月は、各事業部長が、今年の決意として社員に伝えている「今年の目標」や「現場の安全確保」について、ご紹介しています。
 是非、各事業部長にもインタビューいただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 当社事業は、地域の皆さまの信頼があって成り立つものであり、長年にわたって支えていただいている地域の皆さまへの感謝の気持ちを忘れることなく、これからも地域とともに歩み続け、地域の発展に貢献してまいります。
 
 最後になりますが、先ほど、使用済燃料再処理・廃炉推進機構に再処理・MOXの暫定操業計画を提出し、原子力規制委員会に再処理使用計画の届出を行いました。
 再処理工場で、2027年度から使用済燃料のせん断を開始、MOX燃料工場で、2030年度から加工を開始する計画で、昨年度と変更はありません。暫定操業計画に新たに加わる2030年度の再処理可能量は400トン、MOX燃料の加工可能量は2トンとしています。
 本日、私からは以上です。