発表•お知らせ
2025年3月26日

定例社長記者懇談会挨拶概要

 本日は、「再処理およびMOXの設工認対応状況」、「2025年度入社式」について、ご報告させていただきます。

再処理の設工認対応状況

 まず、「再処理の設工認対応状況」です。
 先月28日と今月24日に開催された審査会合で、「説明の全体計画」に沿って耐震設計と構造設計を説明しました。
 耐震設計では、建物・構築物の代表施設として分離建屋の評価結果等を、機器の代表設備として再処理施設特有の機器であるパルスカラムの評価結果等をお示ししました。
 これで建物・構築物と機器は、設計プロセスから結果に至るまでの雛形が出来ましたので、今後はこの雛形に従って、残りの建物・構築物、機器の評価結果を示していくことになります。配管についても、次回以降、設計プロセスに沿った具体的な設計、評価結果を説明してまいります。
 構造設計では、設計基準に関する条文に加え、重大事故に関する主要な対策の設計プロセスについて説明しました。重大事故について、今後、設計プロセスに沿った具体的な設計の結果を示していくことになりますが、実際の運用も踏まえた設計となっていることを丁寧に説明してまいります。
 審査会合で大きな論点はなく、耐震設計では、建物・構築物と機器が新しい地震動で耐震性を有していることの結果を代表設備で説明すること、構造設計では、新規制基準の要となる重大事故に関する主要な対策の設計プロセスを説明することができたと考えています。
 今後も進捗をしっかり管理しながら計画的に説明を進め、引き続き、しゅん工に向けて、安全を最優先にオールジャパン体制で取り組んでまいります。

MOXの設工認対応状況

 次に、「MOXの設工認対応状況」です。
 MOXの第2回設工認について、先月14日に補正書を提出して以降、補正内容に関して規制庁にご確認いただいてまいりましたが、今月17日に記載の適正化などを図る再補正を行いました。引き続き早期に認可をいただけるよう、丁寧に説明してまいります。
 また、第2回の認可後速やかに、第3回の申請を行えるよう、並行して申請の準備も進めてまいります。

2025年度入社式

 最後に、「2025年度入社式」についてです。
 4月1日に、当社は95名の新入社員を迎え、六ヶ所村のスワニーで2025年度入社式を行います。
 新入社員のうち、青森県出身者は全体の8割の74名、新入社員を含めた全社における青森県出身者の割合は7割となります。
 入社式に、今回は希望されるご家族をお招きし、これまで成長を見守ってきた我が子が、社会人としての一歩を踏み出す瞬間に立ち会っていただけるようにしました。
 希望に満ち溢れた多くの若い仲間が加わることを大変嬉しく、心強く思っており、若さと熱意が職場に新しい風を吹き込んでくれることを期待しています。
 お手元の資料には、「入社1年目社員の活躍」を紹介させていただきました。
 今年度入社した社員は、現在、写真のように、各職場で必要な業務の専門知識や技能を習得するとともに、現場で工場の運転や設備の保全、工事監理などで経験を積んだり、地域交流の場で地域の方々と触れ合いながら頼もしく育っています。今後も日本原燃のチームの一員として先輩から指導を受けたり、協力会社とコミュニケーションを取りながら、より一層成長してほしいと願っています。
 新入社員も加えた若い世代を、10年後20年後の当社の安全・安定操業の中核を担い、日本の原子力産業全体を支えるのに相応しい人財に育てたいと考えています。
 当社の事業は、地域の皆さまの信頼があって成り立つものであり、長年にわたって支えていただいている地域の皆さまへの感謝の気持ちを忘れることなく、これからも地域とともに歩み続け、地域の発展に貢献してまいります。

 本日、私からは以上です。