発表•お知らせ
2024年5月29日

定例社長記者懇談会挨拶概要

 本日は、「設工認の対応状況」、「次世代層への理解活動」、「新入社員による農業体験」の3点について、ご報告させていただきます。

設工認の対応状況

 まず、「設工認の対応状況」です。
 先月の審査会合でお示しした入力地震動を用いて、一部の建物から耐震評価の作業を開始しています。
 今後の審査会合で「耐震設計の進め方」の全体像をご説明し、規制庁にご理解いただいた上で、建物と設備の耐震評価を全力で進めてまいります。
 引き続き、一日も早いしゅん工に向けて、オールジャパン体制で審査に取り組んでまいります。

次世代層への理解活動

 次に、「次世代層への理解活動」についてです。お手元の資料をご覧ください。
 日本が安全に豊かな暮らしのできる国であり続けるためには、これからの社会を担う世代に、エネルギーや放射線への関心と理解を深めてもらうことが重要であると考えており、当社では、日頃から青森県内の小・中・高・大学生に対し、理解活動を積極的に実施しております。
 上2枚の写真は、2006年度から実施している「放射線出前授業」です。ここでは、実験を通じて自らが体験することにより、放射線に対して興味を持ち、「科学する心」を育んでいただくことを目的に、放射線測定器で身近なものを測定したり、霧箱という装置を使って、普段は目に見えない放射線を観察する実験を行っています。
 また、2007年度から実施している「エネルギー出前講座」では、高校生や大学生を対象に、原子力や原子燃料サイクルをはじめとしたエネルギーについて幅広く学ぶとともに、エネルギー産業への関心を高めてもらうことを目的とした講義を行っています。
 下2枚の写真は、今月実施した六ヶ所高校と弘前大学での出前講座の様子です。
 六ヶ所高校では、今年から、様々なエネルギー関連施設が立地する六ヶ所村の特色を生かした「エネルギー探究」という科目が設けられ、当社やグループ会社の社員が一年かけて、エネルギー全般に関して講義をしています。
 弘前大学では、「放射線総合科学」というカリキュラムの中で、当社や県内のエネルギー関連企業から派遣された講師が中心となって講義が行われています。八戸工業大学や八戸工業高等専門学校でも、同様の講義を行っています。
 こうした理解活動は、これまで500回以上実施しており、3万人を超える学生さんや生徒さん達に受講していただきました。
 この活動を通して、次世代層にエネルギーへの関心と理解を深めてもらい、一人でも多くの若者に将来仕事をする場所として、当社をはじめ、エネルギー関連企業が数多く立地する青森県を選んでいただくことで、若者の県内定着に繋がってほしいと考えています。
 引き続き、次世代層への理解活動を積み重ね、地域とともに発展する日本原燃を目指してまいります。

新入社員による農業体験

 最後に、「新入社員による農業体験」です。
 当社では、新入社員が地域の皆さまと交流し、地元への愛着と理解を深めることを目的に、2019年度から毎年、農作業を体験させていただいています。
 今年は、新入社員84名が今月17日、六ヶ所村や六戸町、青森市の21の農園で、長いもの支柱立てや林檎の摘果などの農作業を体験させていただきました。
 参加した社員からは、「農家の方から農作物や六ヶ所村のことなど色々と教えていただいた。今後も地域の方とのコミュニケーションを大切にしていきたい」、「農家の方の大変さとやりがいを肌で感じた。地域の方々にご心配をおかけしないよう、安全を最優先に今後の仕事に励みたい」といった意気込みも聞いております。 
 農家の皆さまからは、「人手が欲しい時期に、若くて元気な新入社員が来てくれて助かった」、「秋も実施すると聞いており、皆さんの成長が今から楽しみだ」といった感想を頂戴しております。
 農業体験は、新入社員にとって、地域の皆さまと触れ合う貴重な機会であり、この6年で500名以上の社員が地域の皆さまのもとで農作業を経験させていただきました。
 お忙しい中、受け入れてくださった皆さまに、あらためて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
 当社事業は地域の皆さまのご理解とご協力があって初めて成り立つものであり、これからも皆さまへの感謝の気持ちを忘れることなく、地域とともに歩んでまいります。

 本日、私からは以上です。