世界の放射性廃棄物の埋設例
フランス(オーブ処分場)
ドラム缶およびコンクリート容器に廃棄物を入れモルタルで固めます。これらをコンクリート施設に定置した後、砂やモルタル等を注入し、一体化します。その後、上部を透水層、防水層等の多層構造で覆土することになっています。
- 操業開始年:1991年
- 処分量:約100万m3
- 受入廃棄物
コンクリートのコンテナ詰固化体
角型金属容器入雑固体
200リットル、400リットルドラム缶圧縮雑固体
スペイン(エルカブリル処分場)
ドラム缶等の廃棄物をコンクリート容器に入れモルタルで固めます。これらをコンクリート施設に定置し、隙間を砂で埋めた後、コンクリートの覆いをします。その後、上部を透水層、防水層等の多層構造で覆土することになっています。
- 操業開始年:1992年
- 処分量:約3.5万m3
- 受入廃棄物
200リットルドラム詰固化体及び雑固体
200リットルドラム缶18本を鉄筋コンクリート製容器に収納し、モルタルで充填し処分
スウェーデン(SFR-1処分場)
海底下の岩盤にサイロ、水平トンネルが造られます。ドラム缶、金属又はコンクリート角型容器、コンクリートタンク等の様々な形態の廃棄物を放射能レベルにより分けて、これらの地下空洞に定置し、将来はベントナイト、破砕石、モルタル等で埋め戻されることになっています。
- 操業開始年:1988年
- 処分量:約6万m3
- 受入廃棄物
コンクリート角型コンテナ詰金属箱入雑固体
200リットルドラム缶アスファルト雑固体