事業情報

MOX燃料加工事業の概要

MOX燃料

使用済燃料から、再利用できるウランやプルトニウムを化学的に取り出して作ります

原子力発電所では、ウランの核分裂だけではなく、発電中にウラン燃料からプルトニウムが生まれ、さらにその一部が核分裂して発電に利用されています。

原子力発電所で使い終えた燃料(使用済燃料)の中には、まだ燃料として再利用できるウランやプルトニウムが残っています。このウランとプルトニウムは、使用済燃料を化学的に処理することにより、取り出すことができます。(再処理)
この取り出したウランとプルトニウムを混ぜ合わせて作ったのがMOX燃料です。

「MOX」とは、「ウラン・プルトニウム混合酸化物」のことです。英語ではMixed Oxide と言い、その頭文字をとって「MOX(モックス)」と称します。


燃料の変化

ウラン燃料は、ウラン濃縮により、核分裂しやすいウラン235の割合を3~5%に高めたものですが、MOX燃料は、この核分裂しやすいウラン235の代わりにプルトニウムを使います。

プルサーマル

MOX燃料を通常の原子力発電所で利用します

プルトニウムとウランを混ぜたMOX燃料を、通常の原子力発電所(軽水炉=サーマルリアクター)で利用することを「プルサーマル」といいます。これはプルトニウムとサーマルリアクターを組み合わせた造語です。

私たちが現在利用しているエネルギー資源には、すべて限りがあります。原子力発電所に利用されているウランにも、もちろん限りがあります。エネルギー資源のほとんどを輸入に頼っている日本は、その資源利用について真剣に考えていく必要があります。

プルサーマルでは、再処理で回収されたウランとプルトニウムをリサイクルすることから、エネルギーの有効活用が図られます。例えば、MOX燃料工場で一年間に製造するMOX燃料から得られるエネルギーは、青森県で消費する4~5年分の電気に相当します。

エネルギー資源の可採埋蔵量

MOX燃料工場について

MOX燃料工場は、再処理工場から受け入れたMOX粉末を原料として、原子力発電所(軽水炉)で使用するMOX燃料に加工する工場です。

2019年度上期のしゅん工を目指し、安全を最優先に建設工事を進めています。

工場の概要

最大加工能力 130t-HM/年
製品 国内の軽水炉(BWR及びPWR)用MOX燃料集合体
主建屋規模 約85m×約85m、地上2階、地下3階
工場の配置計画 再処理工場隣接
建設費 約2,100億円
着工 2010年10月
しゅん工時期 2019年度上期