2022年10月14日
報道関係各位
日本原燃株式会社
再処理工場 高レベル廃液ガラス固化建屋における供給液槽の安全冷却機能一時喪失事象に対する検査指摘事項該当の可能性について
2022年7月2日に発生した再処理工場の高レベル廃液ガラス固化建屋における供給液槽の安全冷却機能一時喪失事象(核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第62条の3に基づく報告事象)について、7月1日から9月30日に実施された令和4年度第2四半期の原子力規制検査にて、原子力運転検査官による事実確認等が行われました。
その結果、本事象は、事故を防止する機能の一部を喪失したことにより、原子力安全の維持に影響を与えかねない事象であり、また、安全活動の目的の達成が十分でないと懸念される事象であると、原子力運転検査官より発言がありました。
これを踏まえ、当社は、本事象が検査指摘事項に該当する可能性があると判断いたしました。
本事象については、原因と対策を取りまとめ、7月19日に原子力規制委員会、青森県ならびに六ヶ所村に報告し、9月5日に報告書を補正しております。
9月末までに完了予定としていた対策については全て完了しており、年内には全ての対策を完了する予定です。
引き続き、本事象に係る対策をしっかりと講じて再発防止に努めてまいります。
以上