発表•お知らせ
2017年3月17日
報道関係各位
日本原燃株式会社

「使用済燃料受入れ・貯蔵施設」の変更に係る設計及び工事の方法の認可申請について

 当社は、2016年3月10日付けで認可申請した「再処理工場」・「使用済燃料受入れ・貯蔵施設」に係る設計及び工事の方法の認可申請書の図面において、一部誤りがあったことを受け、2016年9月7日および9月27日付けで認可申請した「使用済燃料受入れ・貯蔵施設」の変更に係る設計及び工事の方法を2016年10月28日に取り下げました。
 これまで一部誤りの原因および再発防止対策を取りまとめるとともに、再発防止対策に基づく申請の準備を行ってまいりましたが、今般、認可申請の準備が整ったことから、本日、原子力規制委員会に対し認可申請を行いましたので、お知らせいたします。
 今回の申請内容は、以下のとおりです。

【申請内容1】
  「使用済燃料受入れ・貯蔵施設」に設置している燃焼度計測装置について、定期的に交換が必要な部品である検出器および水圧シリンダを交換する。
 ※燃焼度計測装置:使用済燃料の平均燃焼度を測定する機器

【申請内容2】
 2016年1月25日に、「使用済燃料受入れ・貯蔵施設」に設置している海洋放出管理系※1の配管においてごくわずかな廃水のにじみを確認した(現在は復旧済み)。これを受けて、「使用済燃料受入れ・貯蔵施設」の廃液処理系※2及び海洋放出管理系の配管全体の調査を実施したところ、当該箇所以外にも、にじみが発生するおそれがある配管が確認された。
 このため、にじみが発生するおそれのある配管を交換する。

  • 海洋放出管理系:
    再処理工場で発生する低レベル廃液を、放射性物質などを測定して基準値以下であることを確認した後、海洋へ放出する系統
  • 廃液処理系:
    再処理工場で発生する低レベル廃液を、廃液の性状に応じて蒸発・ろ過等の適切な処理および測定を行う系統
以上