発表•お知らせ
2016年10月28日
報道関係各位
日本原燃株式会社

「再処理工場」・「使用済燃料受入れ・貯蔵施設」に係る設計及び工事の方法の認可申請の取下げについて

 当社は、2016年3月10日付けで認可申請した使用済燃料受入れ・貯蔵施設の変更に係る設計及び工事の方法の認可申請書※1の図面において、一部誤りがあることを確認しました。
 これを受け、現在申請中の設計及び工事の方法※2について、本日、原子力規制委員会に対し認可申請の取下げを行いましたので、お知らせいたします。

  • ※1 使用済燃料受入れ・貯蔵施設の変更に係る設計及び工事の方法(3月10日申請、7月11日認可)
    (申請内容)
     一般共同溝に設置している一般蒸気系の凝縮水配管の一部に水滴(非放射性)を確認したため、当該箇所を詳細に確認したところ、一部に配管の減肉を確認した。これを踏まえ、本事象の水平展開として、当該箇所と類似の構造を持つ一般共同溝内の配管の肉厚を測定したところ、一部に減肉を確認した。
     このため、当該箇所および水平展開で減肉を確認した箇所について、減肉の進行に耐性の高いステンレス鋼配管へ交換を実施する。
     
  • ※2 現在申請中の設計及び工事の方法
    ・再処理工場(使用済燃料受入れ・貯蔵施設)の変更に係る設計及び工事の方法(2016年9月7日申請)
    (申請内容)
     使用済燃料受入れ・貯蔵施設に設置している燃焼度計測装置について、設置環境等から定期的に交換が必要な部品である検出器等を交換する。

    ・再処理工場(使用済燃料受入れ・貯蔵施設)の変更に係る設計及び工事の方法(2016年9月27日申請)
    (申請内容)
     2016年1月25日に、使用済燃料受入れ・貯蔵施設に設置している海洋放出管理系の配管においてごくわずかな廃水のにじみを確認した。これを受けて、使用済燃料受入れ・貯蔵施設の廃液処理系及び海洋放出管理系の配管全体の調査を実施したところ、当該箇所以外にも、にじみが発生するおそれがある配管が確認された。
     このため、にじみが発生するおそれのある配管の交換を実施する。

    ・再処理工場に関する設計及び工事の方法の変更(2016年10月7日申請)
    (申請内容)
     再処理工場に設置されている放射性物質と直接接触している一部の機器の部品交換作業において、特殊な交換治具を使用することから、交換作業期間中の安全機能が適切に維持されていることを示すため、交換手順を明確化する。
以上