発表•お知らせ
2016年3月10日
報道関係各位
日本原燃株式会社

「再処理工場」・「使用済燃料受入れ・貯蔵施設」に係る設計及び工事の方法の認可申請について

 当社は、「再処理工場」、「使用済燃料受入れ・貯蔵施設」に係る設計及び工事の方法について、本日、原子力規制委員会に対し認可申請を行いましたので、お知らせいたします。
 今回の申請内容は、以下のとおりです。

(申請内容)

1.一般共同溝内の配管の交換に関する申請
(対象:再処理工場、使用済燃料受入れ・貯蔵施設)

 一般共同溝※1に設置している一般蒸気系※2の凝縮水配管の一部に水滴(非放射性)を確認したため、当該箇所を詳細に確認したところ、一部に配管の減肉を確認した。これを踏まえ、本事象の水平展開として、当該箇所と類似の構造を持つ一般共同溝内の配管の肉厚を測定したところ、一部に減肉を確認した。
 このため、当該箇所および水平展開で減肉を確認した箇所について、減肉の進行に耐性の高いステンレス鋼配管へ交換を実施する。(安全確保の観点から、ステンレス鋼配管への交換を実施済み。)

  • ※1 一般共同溝:
    各建屋間をつなぐ非放射性の配管などを収納する地下構築物(トンネル)。
  • ※2 一般蒸気系:
    使用済燃料受入れ・貯蔵施設の暖房や、当該施設で発生する低レベル廃液を蒸発減容するために使用している蒸気。

2.一般共同溝内の埋込金物の補修に関する申請
(対象:再処理工場)

 一般共同溝内に設置している一般蒸気系配管のサポートを固定している埋込金物※3が仕様を満たしていないことを確認したため、同埋込金物について、補修工事を実施する。(安全確保の観点から、補修工事を実施済み。)

  • ※3 埋込金物:
    機器や配管支持構造物等を支持するために、コンクリート表面に固定されている板状の金物。
以上