事業情報
【C情報】
2018年2月19日掲載
分析建屋

再処理工場 分析建屋の管理区域内における冷水ライン保温材表面の汚染確認について

 2月17日(土)11時50分頃、分析建屋の分析室(管理区域)において、協力会社作業員が分析セル上に設置されている冷水ユニット※1の交換作業前に当該ユニットに接続されている冷水ラインの保温材付フレキシブルホースの汚染検査を行なったところ、当該ホースの保温材表面の一部に汚染を発見しました。その後、当社放射線管理員が詳細な検査を行なった結果、最大でα線を放出する核種:14.8Bq/cm2の汚染(保安規定で定める基準α線を放出する核種:4.0Bq/cm2を超える汚染)を確認しました。
 また、現場にいた作業員全員の身体汚染がないことを確認しております。
 その後、当該設備の周辺機器の検査を行った結果、密度計用自動洗浄装置※2の接続部にα線を放出する核種:2.7×10-1Bq/cm2の汚染を確認しました。
 汚染は、α線のみで、βγ線は確認されませんでした。また、放射能量は、合計で1,000Bq程度(法令報告が必要となる目安の基準α線を放出する核種:3.7×105Bq未満)でした。
 本事象による環境への放射線の影響はありませんでした。

 当該交換作業期間中に、放射性物質の分析を行っていなかったことや、機器の位置関係から、過去に、当該洗浄装置の接続部から放射性物質が滴下し、下部にある当該ホースの保温材表面を汚染したと推定しております。

 なお、汚染したフレキシブルホースは既に取り外してあり、今後、廃棄する予定です。また、密度計用自動洗浄装置の接続部は、既に除染を行いました。

  • 冷水ユニット:
    密度計(分析装置)の温度を一定に保つための冷水を供給する装置
  • 密度計用自動洗浄装置:
    密度計(分析装置)を使用した後に装置内部を洗浄する洗浄液を供給する装置

以上