事業情報
【B情報】
2016年12月22日掲載、2017年4月7日原因および再発防止対策掲載
非常用電源建屋

再処理工場 非常用電源建屋 第2非常用ディーゼル発電機B号機の動作不能について

2016年12月22日にお知らせした内容

 12月21日(水)、再処理工場 非常用電源建屋(管理区域外)において、2系列ある第2非常用ディーゼル発電機のうち、B号機の定期的な動作確認のための運転を行っていたところ、11時7分に過負荷警報が発報しました。
 当該警報をリセットできなかったことから、11時14分にB号機が動作不能であると判断し、手順書に従い停止操作を行い、11時43分に停止しました。
 なお、B号機が動作不能と判断した後、速やかにA号機の動作確認を実施し、外部電源が喪失した場合には起動できる状態であることを確認しております。
 その後、B号機については、過負荷警報をリセットしたうえで動作確認を実施したところ、健全性が確認できたことから、同日19時50分にB号機を復旧いたしました。
 現在、B号機において過負荷警報が発報した原因等について調査を進めているところであり、今後、必要に応じて適切な対策を講じてまいります。
 なお、本事象による環境への影響はありませんでした。

  • ※第2非常用ディーゼル発電機:
    外部電源喪失時に、再処理施設本体の安全上重要な機器に対して給電するための機器

 その後、本事象が発生した原因について調査を行ってまいりましたが、本日、原因及び再発防止対策を取りまとめましたので、お知らせします。

原因

 第2非常用ディーゼル発電機B号機の過負荷警報が発報した原因については、当該発電機の動作確認時に、100%出力の定格電流値で運転していたところ、何らかの一過性の原因で一時的に電流値が警報設定値を超えたことに伴い、過負荷警報を発報したものと推定しました。
 また、当該警報をリセットできなかったのは、手順書の記載内容が不十分であったため、リセット操作が正しくできなかったことが原因でありました。

再発防止対策

 警報をリセットできなかったことについて、過負荷保護継電器のリセット手順の見直しを行うとともに、これまでに使用実績がない手順書についても記載内容を確認し、必要に応じて見直しを行います。

以上