事業情報
【B情報】
2016年11月15日掲載、2017年3月27日原因および再発防止対策掲載
再処理工場

精製建屋における非常用無停電交流電源装置の故障について

2016年11月15日にお知らせした内容

 11月14日(月)、14時38分、精製建屋において、2系列ある非常用無停電交流電源装置※1のうち、B系の故障警報が発報し、制御室における状態を確認した結果、14時45分に故障と判断しました(A系は異常なし)。
 原因については、現在、調査中です。
 また、故障した当該非常用無停電交流電源装置に接続された設備については、外部電源から直接電源供給がなされており、正常に動作していることを確認しております。
 万一、外部電源が喪失した場合においても正常に動作しているA系の非常用無停電交流電源装置および非常用ディーゼル発電機によりA系の安全上重要な設備に給電されることから、安全上の影響はありません。
 なお、本事象による周辺環境への影響はありません。

  • 非常用無停電交流電源装置:
    外部電源喪失時に非常用ディーゼル発電機からの給電開始までの間、バッテリーから制御盤などの安全上重要な負荷に対し給電を継続する設備である。

2016年11月22日にお知らせした内容

 2016年11月14日に発生しました、再処理工場 精製建屋における非常用無停電交流電源装置B系の故障(2016年11月15日お知らせ済み)について、詳細に設備点検を行った結果、当該装置が健全であることを確認し、本日、復旧しましたのでお知らせします。
 なお、故障の原因については、現在、調査中です。

  • ※非常用無停電交流電源装置:
    外部電源喪失時に非常用ディーゼル発電機からの給電開始までの間、バッテリーから制御盤などの安全上重要な負荷に対し給電を継続する設備である。

 その後、本事象が発生した原因について調査を行ってまいりましたが、本日、原因および再発防止対策を取りまとめましたので、お知らせします。

原因

 非常用無停電交流電源装置B系の故障警報が発報した原因については、当該装置を収納している盤の扉の開閉時に、扉側に設置されている基板と盤内の当該装置とを接続しているケーブルが扉開閉部(ヒンジ)の隙間に挟み込まれたことにより、ケーブルのコネクタ部分が引っ張られて接触不良が発生し、誤信号が検知されたものと推定しました。

再発防止対策

 ケーブルの固縛位置および余長に問題があったため、ケーブルが扉開閉部(ヒンジ)の隙間に挟み込まれたことが原因と判断し、ケーブルの固縛位置および余長の調整を行い、挟まれない配線方法に見直しました。

以上