【B情報】
2016年10月20日掲載、2017年6月12日原因および再発防止対策掲載
再処理事業所
高レベル廃液ガラス固化建屋における不溶解残渣廃液廃ガス処理系排風機A系の故障について
2016年10月20日にお知らせした内容
10月19日、15時02分、再処理事業所高レベル廃液ガラス固化建屋において、塔槽類廃ガス処理設備※1の不溶解残渣廃液廃ガス処理系※2のフィルタ清掃作業終了後に、運転中の排風機B系から排風機A系への切り替え作業を実施した際、排風機A系の動力電源を投入したところ、電気故障警報が発報したため、15時10分に排風機A系の故障と判断しました。
排風機B系は現在も継続して運転しており、施設への影響はないことを確認しております。
また、環境への影響はないことを確認しました。
排風機A系が故障した原因については現在調査中です。
- 塔槽類廃ガス処理設備:
放射性物質を含む溶液を貯蔵するタンク等からの廃ガスをフィルタ等で浄化し、主排気筒へ排出するための設備 - 不溶解残渣廃液廃ガス処理系:
不溶解残渣廃液(主に使用済燃料のせん断・溶解時に発生する硝酸に溶けない物質を含んだ高レベル廃液)を貯蔵するタンクからの廃ガスを処理する系統
その後、本事象が発生した原因について調査を行ってまいりましたが、本日、原因および再発防止対策を取りまとめましたので、お知らせします。
原因
不溶解残渣廃液廃ガス処理系排風機A系の電気故障警報が発報した原因については、当該排風機の動力電源投入のため遮断器を操作した際、遮断器内部の一部の部品においてグリースが固着していたため、一時的に動作不良を起こし、電気故障警報が発報したものと推定しました。
再発防止対策
今後、当該遮断器を含む同型の遮断器については、今回と同様の事象が発生しない構造に順次交換します。
以上