再処理工場のしゅん工に向けた進捗状況
(2026年10月2日時点)

10月2日審査会合結果
補正・認可に向けた個別補足資料の提出状況及び漏えい確認の実施方針について説明しました。
そのうち、漏えい確認については、前回審査会合において、廃液や溶液の処理を目的とした事業者の自主的な取組みである確認運転を主眼とした説明をしましたが、「新規制基準適合との関係や保安規定・使用前事業者検査に係る手続きについて、必要な整理を進めること」とのコメントをいただいたこと、また、事業者の自主的な取組みよりも、技術基準適合の観点から使用前事業者検査のほうが優先する活動であることを考慮し、漏えい確認を主眼とした方針に変更し、その実施方針について説明しました。
原子力規制庁からは、以下のご指摘がありましたので、今後適切に対応してまいります。
【設工認の補正・認可に向けた取組み状況】
- 補正申請に向けて、補足説明資料を用いた網羅的な説明など、必要な対応を引き続き行うこと。
【漏えい確認】
- しゅん工前に実液を用いた使用前事業者検査を実施するに当たり、新規制基準適合性確認中である状況を踏まえ、試験使用承認にあたっての要件を考慮の上対応方針の検討など、必要な対応を引き続き行うこと。
これらの指摘を踏まえて、試験使用承認にあたっての要件等について検討のうえ工程を見直し、お示ししてまいります。
(1)設工認 (個別補足説明資料の進捗状況はこちら)
- 10月2日審査会合において、個別補足資料の提出状況を説明しました。
- 補正・認可に向け、①審査会合で説明してきた設計ルールの技術的な根拠や詳細の補足説明資料、②技術基準適合・許可整合のために補正書として示すべき事項を整理することを目的とした補足説明資料(別紙)およびこれら示すべき事項に関する具体的な構造設計などの補足説明資料(参考)を整理し、提出しています。そのうち、補正書として示すべき事項を整理することを目的とした補足説明資料については、全体41項目のうち29項目がヒアリング中です。
再処理施設の補足説明資料の提出及びヒアリングの状況まとめ(抜粋)

(2)検査
- 着手可能な範囲から使用前事業者検査を実施中です。
- 10月2日審査会合において、使用前事業者検査における適合確認の信頼性を高める観点から、過去の検査記録での確認に加え、実液を用いた使用前事業者検査(漏えい確認)を実施する方針について説明しました。
- 試験使用承認にあたっての要件を考慮の上対応方針の検討を進め整理します。
(3)保安規定
- 10月2日審査会合において、実液を用いた漏えい確認を行う場合、現行の保安規定を遵守することで施設の安全性確保が可能と考えることを説明しました。
- また、安全性向上に対する取組みを確実にするため、漏えい確認の開始までに安全確保に関する取組み方針等を追加し保安規定を変更すること、さらに、しゅん工までに新規制基準に係る設計基準や重大事故等に係る項目を追加し変更することを説明しました。
- 保安規定に係る手続きに必要な整理を進めます。
(4)工事
- 竜巻対策、火災対策、溢水対策、重大事故等対策の各設備について、これまでの審査会合の議論の結果を、各設備の現場設計に反映する作業を進め、必要な工事を行います。
(5)漏えい確認(溶液・廃液処理運転)
- 10月2日審査会合において、使用前事業者検査における適合確認の信頼性を高める観点から、過去の検査記録での確認に加え、実液を用いた漏えい確認(使用前事業者検査)を実施する方針とし、実液の通液は、漏えい確認として必要な範囲及び通液量に限定することについて説明しました。また、漏えい確認・設備の健全性確認を通じて早期に不具合を発見し必要な是正を行うことが重要と考えるため、実液を用いた確認は可能な限り早期に実施する方針について説明しました。引き続き、原子力規制庁と議論したうえで具体的な内容を固めます。
- しゅん工前に実液を用いた使用前事業者検査(漏えい確認)を実施するに当たり、新規制基準適合性確認中である状況を踏まえ、試験使用承認にあたっての要件を考慮の上対応方針の検討など、必要な対応を引き続き行うこととのコメントがあったため、必要な検討を整理し、対応を進めます。
<参考:10月2日審査会合で示した工程イメージ>

以 上