事業情報
【B情報】
2015年11月9日掲載
ガラス固化体受入れ建屋/ガラス固化体貯蔵建屋/ガラス固化体貯蔵建屋B棟

高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターにおける換気設備の停止の原因と対策について

2015年6月9日にお知らせした内容

 6月8日(月)、高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターにおいて、電源系統の切り替え作業に伴う、遮断器の開放作業を行っていたところ、午前7時58分、ガラス固化体受入れ建屋およびガラス固化体貯蔵建屋の運転中の管理区域排風機、検査室排風機が全台停止するとともに、ガラス固化体貯蔵建屋B棟の運転中の管理区域排風機、収納管排風機が全台停止しました。(ガラス固化体貯蔵建屋の収納管排風機は運転を継続していました。)
 その後、電源系統に異常がないことを確認し、順次停止した排風機を起動し午前10時19分に、停止した換気設備の運転を全て再開しました。この間、管理区域および収納管の負圧は維持されていました。
 ガラス固化体は自然通風により冷却されていることから、排風機の停止による冷却機能への影響はなく、ガラス固化体の冷却温度に有意な上昇がないことを確認しています。
 原因については、現在調査中です。
 なお、本事象による周辺環境への影響はありません。

  • ※排風機:
    施設内の空気を外部へ排出する換気設備であり、管理区域の負圧維持に用いている。
別紙1
別紙2

原因及び再発防止対策

 その後、本事象が発生した原因について調査を行ってまいりましたが、本日、原因及び再発防止対策を取りまとめましたので、お知らせします。

原因

 事象発生時の作業内容を確認した結果、電源系統の点検に伴う準備として、2系統から受電している電源系統の切り替え作業を行っていた際、誤って点検対象以外の遮断機(スイッチ)を「切」操作したことにより、換気設備が停止したことを確認しました。(その後、停止した換気設備については、手順書どおりに操作し、順次起動して復旧したことを確認)
 原因について調査した結果、手順書に従い操作対象となる遮断器の確認が不十分だったことに加え、誤って操作した点検対象以外の遮断器と点検対象の遮断器は、近い場所に配置されていたうえ表示が識別しにくいこと、銘板に関する教育が行われていなかったため誤って操作を行ったものと推定しました。

再発防止対策

  • ※3wayコミュニケーション:
    操作などの指示をする時、指示を受領する時など、指示者、受領者間で同じ言葉を使用して複数回やり取りし、お互いが正しく情報を共有 するための方法。
以上