新型遠心機の開発及び導入状況
新型遠心機の開発
世界の遠心機技術をリードする「世界最高水準の遠心分離機」として、2000年度から開発を開始した新型遠心機は、「概念仕様」、「基本仕様」、「最終仕様」を決定し、2007年11月からはUF6ガスを使用したホット試験により、カスケードでの運転特性や分離性能の確認を行っているとともに、現在は、プラントの長期信頼性向上などを目指した研究開発を継続実施しています。
新型遠心機の導入状況
上記開発試験での確認結果を踏まえ、まず、初期導入として、RE-2(450トンSWU/年)のうち75トンSWU/年を37.5トンSWU/年ずつ2回に分けて、新型遠心機へ更新することとし、前半分は2012年3月、後半分は2013年5月に生産運転を開始しましたが、新規制基準に適合するための安全性向上工事や新型遠心機への更新工事、濃縮事業部の品質保証活動や設備の安全確認等の対応の改善を図るため、RE-2A 75トンSWU/年について、2017年9月以降、自主的に生産運転を一時停止しておりました。
2023年8月に原子力規制委員会から新規制基準に適合したことを認める使用前確認証等を受領し、現在、濃縮ウランの生産を再開しております。
また、本格導入分(375トンSWU/年)のうち、75トンSWU/年は、新型遠心機の更新工事が完了し、2024年7月に使用前確認証を受領し、現在、75トンSWU/年の濃縮ウランの生産を開始しております。
残る300トンSWU/年については、それぞれ2024年8月と2025年5月に、六ヶ所ウラン濃縮工場に係る設計及び工事の計画の認可が下り、新型遠心機への更新工事や新規制基準に適合するための追加の安全性向上対策工事を進めております。
今後は2028年度までにRE-2の残り300トンSWU/年について、段階的に新型遠心機の更新工事等を行い、最終的には1,500トンSWU/年規模を達成する計画です。