2019年7月2日
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核セキュリティの強化のために~「個人の信頼性確認」を実施しています~
当社では、核セキュリティの一層の強化のため、再処理工場内に立ち入る必要のある当社および協力会社の社員などの「個人の信頼性確認」を行っています。現在までに約12,000人※の確認を行いました。 ※2019年6月時点
「個人の信頼性確認」とは…?
再処理工場内で業務に従事する人物による、妨害破壊行為や核物質・機微情報の窃取行為への強化対策として、常時立ち入る全ての方を対象として本人確認、適性検査、薬物検査、アルコール検査、個人面接などを行う「個人の信頼性確認」を 2017年度から実施しています。
ちなみに従来からの取り組みは…?
施設外からの悪意ある人物の侵入による妨害破壊行為や核物質・機微情報の窃取行為に備え、施設の警備体制に万全を期すとともに、様々な状況を想定した訓練を繰り返し実施しています。

さまざまな脅威=リスクを想定して当社施設の核セキュリティを確保していきます。
「個人の信頼性確認」検査の様子
「個人の信頼性確認」では、自己申告書の情報に基づき、「適性検査」「薬物検査」「アルコール検査」「個人面接」を行い、その人物が「内部脅威」となる可能性がないか確認しています。
適性検査
カメラで撮影した画像を介し、人物の性格や行動面を把握するソフトウェアを用いて検査します。

2014年開催のソチオリンピックでも、治安対策として同じソフトが使用されました。
薬物検査・アルコール検査
薬物検査キットおよび呼気検査装置 で薬物とアルコールの影響の有無を検査します。

薬物やアルコールにより、正常な判断を維持できない状態ではないか調べます。
個人面接
自己申告書や適性検査、薬物検査、アルコール検査の結果に基づき、丁寧に面接を行います。

個人面接の様子
引き続き、当社は核セキュリティの確保・強化に取り組んでまいります。