発表•お知らせ
2020年1月6日

2020年 社長年頭挨拶(要旨)

 私が社長に就任してからあっという間に1年が経過したが、皆さんと共に事業を推し進めることができ、たいへん充実した1年だったと感じている。
 昨年は審査対応に全力を尽くしていただき、感謝している。皆さんのおかげで、整理資料の提出、審査会合での説明ともに、まさにあと一歩の所まで来ている。我々全員の力を結集し、最終補正書の提出など、最も重要なこの局面を乗り切っていこう。

 さて、今年は、各施設の新規制基準の安全審査から本格的な安全性向上対策工事へと、現場に軸足が移る年になる。また、4月には新検査制度が施行されるなど、当社を取り巻く環境も変化する。誰もが変化のないこと、今までと変わらないことが楽であり、安心と感じてしまうものであるが、それを勇気を持って変えることが大切である。今までの仕事のやり方に安住していたのでは、我々の仕事は良くなっていかないし、生き残れない。プロとして自らの仕事の本質をしっかりと見極め、ムダを削ぎ落とすことが必要。それがカイゼンである。皆で一緒にカイゼンに取り組もう。

 今後、事業を着実に推進していくためには、安全を最優先に、現在の仕事に満足することなく、日々、カイゼンを継続することが重要である。そして、再処理工場のしゅん工とその後の操業を見据えて、仕事の仕組みや持つべき技術力、教育訓練プログラムの整備、技術図書の整備など、仕事の基礎基盤を作り上げる年としなければならない。
 各事業部・本部・室においても、事業部長・本部長・室長それぞれの強力なリーダーシップのもと、大詰めを迎えている新規制基準の安全審査への合格のほか、工事や作業における安全確保とルール遵守、新検査制度への確実な対応、働き方改革、安全・品質の向上、地域の皆さんの信頼確保などに取り組んでいただきたい。

 当社の使命は、「原子燃料サイクルを確立し、新たなエネルギーを生み出して、未来を切り拓く」ことであり、わが国のエネルギーの将来を担う極めて重要な存在であることを改めて心に刻み、関係会社・協力会社の皆さんと一丸となって、誇りを持って仕事に取り組んでいこう。

 昨年の年頭、私の皆さんへの期待事項として、「一人ひとりが広報マン」、「プロフェッショナル」となってほしいということを話したが、引き続き、日本原燃のプロとして、広報マンとして、立ち居ふる舞うこと、さすが日本原燃の社員だと言われる様、よろしくお願いする。

以上